ロッテのアイス「爽」は、アイス史に残るに違いない名作である。クリームの中に微細な氷の粒が混在していて、そのために表面はきらきらと光っている。ガリガリじゃりじゃりとしたかき氷的・シャーベット的な要素も、ねっとりとしたアイスクリーム的な要素もある。実は凄い技術なのではないか。しかもたったの百数十円。こんなもの昔はなかった(紙で包んであった30円の名糖ホームランバーも旨かったが)。
ちょっと前までは「バニラ味」だけだったと記憶しているが、そのうち「3種の果実入りヨーグルト味」が出て、ツイッターのC氏の情報では「ゆず味」も出て(まだ見つけていない)、そして、今月になって「粒つぶ苺&ミルク」がコンビニに並び始めた。冷静に横目で見るともなく見るふりをしていたが、今日、我慢できずに食べた。やはりシンプルな「バニラ味」には叶わないものの最高の食感、もう大人であるから勢いよく食べて後頭部が痛くなることはないが、それでも落ち着いて食べることができず胸が冷える。
アイス個人史上のベスト5(順不同)
●ロッテ・爽(バニラ味)
●ハーゲンダッツ(バニラ味)
●ハーゲンダッツ(抹茶味)
●根津・芋甚尾張屋のアベックアイス(バニラ味と小倉味)
●小さい頃親戚が御土産に持ってきた巨大なレディーボーデン(ノスタルジア)