テヘランの中心部にはガージャール朝時代の王宮であるゴレスターン宮殿があって、世界遺産として登録されている。
入口でチケットを買う。基本入場料と、8つくらいの展示別に料金が設定されているのだが、何がどのようなものかぜんぜんわからない。受付の人も英語を解さない。かと言って、全部観るほどの余裕はきっとない。困っていると英語を話している観光客がいて、何を観ればいいのかと訊いたところ、いや自分たちもわからないのだがコレに決めたという3箇所を示してくれた。当然、真似をすることにした。
メインホールには応接間など豪華絢爛な大部屋があって、中には、緑の宮殿やメッラト宮殿で観たような鏡の間もある。というか、それらのパフラヴィー朝時代の贅沢となにが違うのか、まったくわからない。とりあえず圧倒される。
ちょっとした博物館になっているスペースもいくつかあって、これがなかなか愉しい。リアルな昔のペルシャ人。金属製のペンケース(欲しい)。楽器類もあって、いまの伝統音楽の演奏で視ることができるようなものだった(イラン大使館でアフランド・ミュージカル・グループを聴いた、若林忠宏『民族楽器大博物館』にイランの楽器があった)。
昔のカスピ海沿岸の人びと
朗読者
ペンケース(小箱は何のためだろう)
楽器
楽器
Nikon P7800
●参照
2017年1月、テヘラン
2016年2月、テヘラン
2015年12月、テヘラン
イランの空
スーパーマーケットのダレイオス1世
テヘランの軍事博物館と緑の宮殿
テヘランのメッラト宮殿
テヘランのバーザール
カメラじろじろ(3)テヘラン篇
旨いテヘラン
旨いテヘラン その2
旨いテヘラン その3
旨いテヘラン その4
旨いテヘラン その5
鵜塚健『イランの野望』
桜井啓子編『イスラーム圏で働く』、岩崎葉子『「個人主義」大国イラン』