日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【映画】メイクアガール<LIVEサウンド×RGBレーザー>

2025-02-10 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 アニメは実写映画以上に、監督の名前で客を呼べるジャンルではないかと思う。例えば宮崎駿、新海誠、細田守もまあそうかな?そして本作の安田現象も、どちらかと言えばカルト的人気を博しているように思える。

 天才的発明をする少年だが、人づきあいの機微とかは苦手。自らの研究を飛躍させるため、何と「人造人間」を生み出してしう。ロボットやサイボーグではなく、細胞分裂からなる生身の。少年の「彼女」となるべく生み出された人造人間「0号」は、同級生らの協力も得てどんどん知識を習得、その一方で生み出した少年が予測しなかった「感情」を持つように…。

 「0号」がクライマックスで生みの親である少年にナイフを突き立てる。えっ「ロボット三原則」はどこに!?と思ったがそもそも0号はロボットでなく、適用外なのだった。それにしても中々えぐい展開。この辺が、安田カントクが人気の理由なのか?そして本作のテーマは?これは観た人が考えること。

 声優とくに女性陣がなかなか豪華な顔ぶれ、声を聴いているのも楽しかった。そしてアニメーションはフルCGで綺麗かつシャープ、けっこう気に入った。

 2025年2月3日 川崎・チネチッタにて

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【映画】劇場アニメ『ベルサイユのばら』<LIVEサウンド×RGBレーザー>

2025-02-10 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 「ベルばら」ですよ、ベルばら!とか言って実はこれまでちゃんと読んでなかったりするんだけど。でもね、改めて確認したら原作って僅か足掛け2年しか連載されてなかったんだね。それが宝塚の舞台化で大人気になって、作者の池田理代子先生はフランス政府からレジオンドヌール勲章を受章しちゃうまでに。そして個人的には、アニメ「ガールズ&パンツァー」でフランス軍を模した「BC自由学園」(注:BCはビシー政権に由来する)の人物から連想する部分もあって。

 そういう、史実も原作もロクに知らない人間が本作を観て楽しいか、感動したかと感動はさほどでもなかったが楽しかった。ミュージカルのように多数の挿入歌、いまどきのアニメーション技術を活かした、煌びやかな王宮内の描写。それとは対照的なのが、圧政に耐えかねた市民が立ち上がってバスチーユ牢獄を襲うシーン。こちらは古いアニメを見ているような描き方と感じた。

 声優陣もベテランから旬のヒトまで、登場人物の多い作品だけに多彩で顔ぶれは豪華。さすが「ベルばら」と思わされた。確かに、連載漫画で読めば時間をかけてフランス革命前後の歴史を理解できそうだ。ただし現実と創作部分が入り混じってしまいそうだが。原作は旧いが、その絵的テイストを残しつつも古臭さを感じさせない作品だった。

 2025年2月3日 川崎・チネチッタにて

 

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