日下部みどり子 「鉄道ファン生態学」 (JTBマイロネBOOKS)

　およそ趣味と言うものは、(進化といえば聞こえは良いが)病が嵩じるにつれ微分細分されるものなのだろう。

　例えば「クルマ好き」と言ってもメーカーなのか車種なのか、或いはレースなのかラリーなのか、はたまたガソリンエンジンなのかディーゼルエンジンなのか、いや対象はデザイナーだ…キリがない。「ヒコーキ好き」然り。ましてや「鉄道」においておや。。。全部「乗り物好き」で括られちゃう！？ちょっと例えが悪かったデスね(^^;

　その微分細分(すみません勝手に造った言葉です)される鉄道趣味について、鉄道に関心のない人に分かるように(?)ジャンル分けをし、ご丁寧にその分野で著名(と思われる)ホームページの紹介をしている本である。

　この本に従えば自分はどの分野に属するだろうか？基本的には「乗り鉄」だよね、その中でも「乗りつぶし派」なんだろうな…何しろ本のタイトルが「生態学」ですから「ｘｘ科ｘｘ目」的なコトになるわけです。いやマテ、HOゲージにも手を出しているし、撮影はしないけど車両形式には興味あるぞ…

　結論：人をパターン分けすることは不可能であり無意味である（爆）

　でも面白い本でした。そうそう、著者は女装趣味があるんだそうだ。ってコトは生物学的にはオトコ！(@_@)


　　2007年6月5日　自宅にて読了