日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

2008年11月28日 マコンビラージュヌーボー2008その1

2008-12-04 22:14:57 | 食べ物・飲み物
 ボジョレーのはずがマコンになっちゃった…メコンじゃないよ(笑)。ってコトで白ワインでございます。家飲みです。

 「SELECTION GUY SAVOY 」ギィ・サヴィワ監修のシャルドネ。ひところワインと言えばシャルドネばかり飲んでいたのだけど、最近は豊かな果実味がかえって鼻につくような気がして…ソーヴィニョン・ブランに嗜好が変わりつつあるのかなぁなんて思ってはいるのですが、やはりこの時期になると1本は買っちゃうんですねぇ。

 でも新酒なのが幸い、あまりクドくないさっぱり感はマルだなコレ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石牟礼道子著 「苦海浄土」(講談社文庫)

2008-12-04 06:33:23 | 本・映画・展覧会
 本多勝一の著作の中で本書のことが取り上げられており、それをたまたま図書館で見つけたもので読んでみた。

 読んでみて、そう言えば自分が水俣病について漠然とした知識しか持っていないことに気付く。原因、症状は何となく分かるけど何時ごろ?患者(被害者)は何人?結局どうなったんだっけ?等々。もちろん第二水俣病もイタイイタイ病についても然り。公害教育なんてされなかったもんなー。

 で、本書は告発の書とか鮮烈なルポとか祭り上げられた時期もあったらしいが、限りなく事実に近いフィクションということになるようだ。そのことは極めて興味深い。

 だがフィクションだからと言って作品の価値が落ちるかと言えばやはりそうではなく、作中の科白は患者や家族の言葉そのものではなくてもきっと彼ら彼女らの気持ちを代弁したものであろうと思えるから。

 患者が可哀相とか、企業も行政も酷いとか、住民間の軋轢には目を覆いたくなるとか、色々と感じる所があって、それが今も場所を変え(たぶんアジアの某国あたりとか)きっと似たよな話はあるんだろうなと暗澹たる気持ちになったりもする。作者のせいではないが後味の良い本ではない。こういう悲劇を直視できるか、仮に現実に目の前にあったらどうするか、自分に突きつけられた刃を感じも
するのだ。

 2008年11月27日 出張帰りの小田急線車中にて読了
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする