初めて一人旅に出たのは東京駅から西鹿児島まで「はやぶさ」に
乗ってだった。それまでも母の実家への往復に九州ブルートレインに
乗ったことはあったけど。
その「はやぶさ」いよいよ、今月でなくなる。機会があったら
キャンセル待ちをとお願いしていた友人が忘れずにチェック、
キャンセル分を拾ってくれた。それも週末の列車。心から有難い
と思った。
朝イチで福岡へ飛び、指定券をピックアップして高速バスで
熊本へ。列車にしなかったのは、同じ道を引き返したくなかった
から。四半世紀ぶり?に熊本城を見学し、復元された城内に感嘆
した後に駅へ。
「廃止狂躁曲」の中でしんみりと過ごすことは難しい。1月に
「富士」で車内やホームを歩き回ったことだし、今日はじっと
していようと思ったのだがやっぱりダメ、車内で、門司で漫歩
計のカウントをどんどん上げてしまう。
最近は航空機で出かけ、乗る列車と言えば海外のものばかり。
今ごろ思い出したように乗ってる身で廃止について云々する
資格がないのは百も承知。だから、廃止そのものについては
何も言わない、書かない。
ただ、「はやぶさ」で旅立ったあの日から、今の自分につながる
「旅」が始まったことだけは間違いなく、それを振り帰ること位は
許されるのではないかと思う。「はやぶさ」で鹿児島に着いた日に
初めて泊まったユースホステルも、四半世紀を経て600泊を過ごす
までに至った。様々なものを見た。色々な事を知った。多くの人と
出会い触れ合った。それら全てのスタートが「はやぶさ」だった。
あまり感傷的な気分になれなかったのが、今の自分の鉄道への
思い入れの薄さを表しているようにも思える。過去に乗った回数は
少なくても、0系新幹線よりは色々な感慨があるのだけれど。
もう涙は出ない。ため息ひとつ、ついて寝る。(写真は門司駅にて)
乗ってだった。それまでも母の実家への往復に九州ブルートレインに
乗ったことはあったけど。
その「はやぶさ」いよいよ、今月でなくなる。機会があったら
キャンセル待ちをとお願いしていた友人が忘れずにチェック、
キャンセル分を拾ってくれた。それも週末の列車。心から有難い
と思った。
朝イチで福岡へ飛び、指定券をピックアップして高速バスで
熊本へ。列車にしなかったのは、同じ道を引き返したくなかった
から。四半世紀ぶり?に熊本城を見学し、復元された城内に感嘆
した後に駅へ。
「廃止狂躁曲」の中でしんみりと過ごすことは難しい。1月に
「富士」で車内やホームを歩き回ったことだし、今日はじっと
していようと思ったのだがやっぱりダメ、車内で、門司で漫歩
計のカウントをどんどん上げてしまう。
最近は航空機で出かけ、乗る列車と言えば海外のものばかり。
今ごろ思い出したように乗ってる身で廃止について云々する
資格がないのは百も承知。だから、廃止そのものについては
何も言わない、書かない。
ただ、「はやぶさ」で旅立ったあの日から、今の自分につながる
「旅」が始まったことだけは間違いなく、それを振り帰ること位は
許されるのではないかと思う。「はやぶさ」で鹿児島に着いた日に
初めて泊まったユースホステルも、四半世紀を経て600泊を過ごす
までに至った。様々なものを見た。色々な事を知った。多くの人と
出会い触れ合った。それら全てのスタートが「はやぶさ」だった。
あまり感傷的な気分になれなかったのが、今の自分の鉄道への
思い入れの薄さを表しているようにも思える。過去に乗った回数は
少なくても、0系新幹線よりは色々な感慨があるのだけれど。
もう涙は出ない。ため息ひとつ、ついて寝る。(写真は門司駅にて)