大学時代は自転車で長距離ツーリング、社会人になってからも通勤で乗車と自転車族な著者が示す、自転車の便利さと諸々の問題点。
本人も書かれている通り、自転車礼賛一辺倒ではないところが多いに気に入った。自転車に乗らない人が具体的なメリットを書けるはずもないので、「自転車生活」な読み物はいきおい自転車擁護に終わってしまいがちだが、本書では自転車利用者の責任(問題点)についてもきちんと述べており、フェアだと言える。
気に入った点の2つめは、具体的な事例を挙げており内容に説得力のあること。例えば、自転車通勤の例で著者の通勤経路での所要時間比較。同じく通勤経路における、具体的な道路状況と問題点。自転車が通行する上で混乱し支障となる道路の通行規制状況(品川区中原口交叉点の例は知っている場所だけに猶更)。そして自らおよび子息の加害事故における具体的な交渉内容や保険適用状況。
「自転車って良いことばかりではない、実際に乗れば色々な問題があるし、乗り手の責任も厳しく問われる時代なんですよ、それでも乗りますか?」が本書の内容。きっと著者の答は「はい、自転車運転者と言う責任を意識しながら乗ります」なのだろう。
こういう本こそ、街中のママチャリ暴走族や休日に多く出現する公道ロードバイク族の皆さんに読んで欲しいね。別に自転車に乗るなとは言わないからさ、「乗るなら読め!」みたいなー。
2012年8月28日 通勤電車車中にて読了
本人も書かれている通り、自転車礼賛一辺倒ではないところが多いに気に入った。自転車に乗らない人が具体的なメリットを書けるはずもないので、「自転車生活」な読み物はいきおい自転車擁護に終わってしまいがちだが、本書では自転車利用者の責任(問題点)についてもきちんと述べており、フェアだと言える。
気に入った点の2つめは、具体的な事例を挙げており内容に説得力のあること。例えば、自転車通勤の例で著者の通勤経路での所要時間比較。同じく通勤経路における、具体的な道路状況と問題点。自転車が通行する上で混乱し支障となる道路の通行規制状況(品川区中原口交叉点の例は知っている場所だけに猶更)。そして自らおよび子息の加害事故における具体的な交渉内容や保険適用状況。
「自転車って良いことばかりではない、実際に乗れば色々な問題があるし、乗り手の責任も厳しく問われる時代なんですよ、それでも乗りますか?」が本書の内容。きっと著者の答は「はい、自転車運転者と言う責任を意識しながら乗ります」なのだろう。
こういう本こそ、街中のママチャリ暴走族や休日に多く出現する公道ロードバイク族の皆さんに読んで欲しいね。別に自転車に乗るなとは言わないからさ、「乗るなら読め!」みたいなー。
2012年8月28日 通勤電車車中にて読了