保坂正康・内田樹・佐藤優・森達也・島田裕巳・田中森一・溝口敦・重松清(敬称略)。本書で著者が対談した面々、悪党だなんて言ってはいけない(いや、田中氏はどうかなぁ…)実にユニークな面々ではないか。と言ってもこれらの方々の実績ぶりなんてほんの1,2作か、ニュースぐらいでしか知らないのだが。それぞれの人との内容について一々コメントすると大変なので割愛。いずれも興味深い内容であることは保証しますのでご一読を。確かに「金言」かもしれないな。
それと同時に興味深かったのは、著者のインタビュー技術。過去の著作でドキュメント物は読んだがここまでずっとサシでの対談はなかった。過去の著作も取材対象へのインタビューが内容として大きなウェイトを占めているとは思うのけど。
事前に相手の略歴だけでなく著作も読み込み、ただ読むだけでなく心に留まったポイント、インタビューで訊きたいと思ったポイントをピックアップする。そして信頼関係を成り立たせながら限られた時間の中で本音を引き出してゆく。しかも連載物(月イチ?)なので準備には時間的制約もある。それらを最後に所定の稿量にまとめる…うーんスゴイ。
自分の仕事にも役立つ点もある。インタビュー部分を読むだけで、言葉の接ぎ穂の使い方、つっこみ方、間の取り方や話題の変え方が参考になる。普段から話しぶりには気をつけているけど、もっともっと対話上手になりたいと思った。
2013年2月19日 自宅にて読了
それと同時に興味深かったのは、著者のインタビュー技術。過去の著作でドキュメント物は読んだがここまでずっとサシでの対談はなかった。過去の著作も取材対象へのインタビューが内容として大きなウェイトを占めているとは思うのけど。
事前に相手の略歴だけでなく著作も読み込み、ただ読むだけでなく心に留まったポイント、インタビューで訊きたいと思ったポイントをピックアップする。そして信頼関係を成り立たせながら限られた時間の中で本音を引き出してゆく。しかも連載物(月イチ?)なので準備には時間的制約もある。それらを最後に所定の稿量にまとめる…うーんスゴイ。
自分の仕事にも役立つ点もある。インタビュー部分を読むだけで、言葉の接ぎ穂の使い方、つっこみ方、間の取り方や話題の変え方が参考になる。普段から話しぶりには気をつけているけど、もっともっと対話上手になりたいと思った。
2013年2月19日 自宅にて読了