埼玉から千葉へ回り、アクアライン渡って帰って汗臭いシャツのまま映画館へ急いだ。間に合った~。
「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)」「ここさけ(心が叫びたがってるんだ。)」に続く、長井龍雪監督&スタッフの作品。今回も舞台は秩父市が中心、そろそろ聖地巡礼に行かねばの娘。
イマドキの女子高生がドーンとベエースで弾くのはアラ懐かしや、ゴダイゴの「ガンダーラ」のロックチューン。そう、映画はバンドシーンからスタートする。もちろん描写は詳細。ギブソン、エピフォン、マーシャル、ハートキー、そしてVOX(けいおん!にも出てきた楽器直挿しのミニモデル)等々。
音楽は物語の展開上重要だが、バンドはテーマじゃない。人はどこでどう生きるか、誰かと生きるのか、誰のために生きるのか、そんなテーマ。姉に対して素直になれない妹、いつの間にか初志を曲げてしまったギター小僧、幼馴染だけに普通の恋愛ができない同級生、ストーリーはぶっ飛んでるがキャラクターは普遍的、共感しやすい。ちなみに登場する演歌の大御所は何と!松平健さんが演じてるゾ。
「あの花」みたく号泣しない、「ここさけ」みたく叫びたくならない、オッサンには懐かしく、人生を振り返り考えさせられる作品だった。
2019年10月27日 川崎・チネチッタにて
「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)」「ここさけ(心が叫びたがってるんだ。)」に続く、長井龍雪監督&スタッフの作品。今回も舞台は秩父市が中心、そろそろ聖地巡礼に行かねばの娘。
イマドキの女子高生がドーンとベエースで弾くのはアラ懐かしや、ゴダイゴの「ガンダーラ」のロックチューン。そう、映画はバンドシーンからスタートする。もちろん描写は詳細。ギブソン、エピフォン、マーシャル、ハートキー、そしてVOX(けいおん!にも出てきた楽器直挿しのミニモデル)等々。
音楽は物語の展開上重要だが、バンドはテーマじゃない。人はどこでどう生きるか、誰かと生きるのか、誰のために生きるのか、そんなテーマ。姉に対して素直になれない妹、いつの間にか初志を曲げてしまったギター小僧、幼馴染だけに普通の恋愛ができない同級生、ストーリーはぶっ飛んでるがキャラクターは普遍的、共感しやすい。ちなみに登場する演歌の大御所は何と!松平健さんが演じてるゾ。
「あの花」みたく号泣しない、「ここさけ」みたく叫びたくならない、オッサンには懐かしく、人生を振り返り考えさせられる作品だった。
2019年10月27日 川崎・チネチッタにて