日々のつれづれ(5代目)

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2019年7月20日 【仕事】研究所一般公開見学@久里浜

2019-08-06 20:04:55 | 仕事
・国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
・国土交通省 国土技術政策総合研究所
なんて長ったらしい名前なんだ!…の一般公開があり、面白そうなので会社の鉄道愛好会の仲間と行ってみた。

 久里浜駅からバスもあるが、おしゃべりしながら歩いて現地へ。開場20分前に着いたが既に20人以上の列。どんどん列は伸び、開場時には100人以上が並んでいた。意外なことに人気があるようだ。

 今日のお目当ては180mあまりある実験水路での人工津波実演。だが入場していると予想外に構内が広く、しかも面白い展示が多く見学に時間を取られる。人工津波は圧巻、わずか1m程度の波でもコンクリートの壁に当たると大音響が轟きビビル。泣き出す子供も居たほど。人間は50cmの津波でも攫われてしまうと言う説明が納得できるエネルギー。興味深い展示の数々をざっと書くと、

・テトラポット等のコンクリートの劣化実験(塩水をスプリンクラーで散水)
・海底の流砂シミュレータによる「浜やせ」の再現と効果的な消波材設置方法
・二方向からの造波装置による海象シミュレータ
・無人海中重機(小型パワーショベル)
・無人半潜航艇(ROV)による桟橋裏側や杭の点検
・電気防食による杭の劣化防止
・流出油の回収・攪拌分散装置
・大形旅客機の主脚シミュレータによる滑走路舗装劣化実験装置(写真)

等々。別々の組織を統合したため航空関係の展示も混じっていたが、久里浜は基本的に港湾系。もちろんJAMSTEC(海洋研究開発機構)と連携している研究もあるそうだ。

 展示内容の動作原理や装置の造りだけでなく、それが実際にどう活用されるのかまで訊いて回ったので実に時間がかかり、観終えるのに4時間以上を費やした。展示を「ふーん」と観るだけでなく、いろいろと考えて回るのは楽しいよ。
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