日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】高野秀行著 「間違う力」(角川新書)

2019-08-06 06:01:15 | 本・映画・展覧会
 むろん単なる探検バカではなく、作家である以上に人として良いなあと著者を少し理解できた気のする本だった。少々長くなるが、本書から抜き書きしておく。

【著者の行動原理(ポリシー)】
1.他人のやらないことは無意味でもやる
2.長期スパンで物事を考えない
3.合理的に奇跡を狙う
4.他人の非常識な言い分を聞く
5.身近にあるものを無理やりでも利用する
6.怪しい人にはついていく
7.過ぎたるは及ばざるよりずっといい
8.ラクをするためには努力を惜しまない
9.奇襲に頼る
10.一流より二流をめざす

 特に「8.ラクをするためには努力を惜しまない」は自分が仕事で心掛けていることなので深く共感。と言っても通じない人がいるので「今の我慢が先の楽しみ」、さらにバカな人には「残業したくないから仕事のペースを上げる」と説明することがある。

【著者の物書きとしての基準】
「情報」:インフォメーション
「技術」:テクニック
「科学」:

【著者の行動基準】
1.とにかくやること
2.手段を選ばないこと
3.正しいかどうかより面白いかどうかで決めること

 本文を読んでると「何だこの人バカじゃないの?」と思うことが多々あるのだが(思わないことの方が少ない?)が、上記の法則にしたがって行動すれば結果はむべなるかな、しかしそれを物書きとして作品に昇華させているのだから結果オーライ。上記に挙げた項目すべてに共感するわけではないし、それやっちゃダメだろうと思わない項目がないわけではないが(^^;)、きちんと整理し表現できる能力には敬意を払いたい。売れたいYouTuberなんか必読じゃないのかなあ。

 2019年7月19日 通勤電車にて読了
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