ヨシ原に行くと決まってこのオオヨシキリの声がします。けたたましい声ですからその存在はすぐにわかりますが、意外に姿を見ることが容易ではありません。見通しの悪いヨシ原の中にいますから縄張りを主張するには騒々しい声で主張しなければならないのでしょう。器用にヨシの垂直な茎につかまりながらヨシ原の中を移動していて時々上空を飛んではまたヨシ原に身を隠しています。鳥の専門家のFさんによればこの季節はつがいになっていて、つがいで縄張りを守っているとのこと。オオヨシキリが大騒ぎを繰り返している空間があるということはそれなりに豊かな自然があるという証ですから大切にしたい場所ですね。
いろいろな昆虫がいる中でオトシブミと思われる昆虫が目に留まりました。ゾウムシにも似て区別がくかないのですが、どうやら交尾をしている様子。なかなか観察する機会もないのでしばらく間が目ていました。頭部が著しく長いようで、ゾウムシの口吻が長いのとはことなりようです。とにかく変わった形の昆虫で、この長い頭部がどういう意味があるのか・・・。葉を切り巻くなどの作業にはこの形態が適しているのかなと思ってみました。