久しぶりにチョウセンゴミシに出会い感激!それも花の時期で、実物の花を観察できる興奮で喜色満面だったろうと思います。一人だけの散策でしたからこの喜びをだれにも伝えられなくて残念!過去に一度だけ、今から40年は経っていると思いますが苗場山のふもと秘湯赤湯温泉の奥で見たことがあります。秋でしたから赤い実がわずかにあってこの時もそれなりに興奮したと思います。植物観察会の時で他の人が見つけて教えてくれたもの。かなりの部分が標本用に採取されたあとですからまさに残り物。それはそうと、雑木林の林床に広がった地上や地下茎から各所に芽を出している状態で、その芽は蔓性でそれほど長くはなくせいぜい50cmくらいでした。この段階ではまだ他のものに絡まっているという状態ではなく地面から「毛」が生えている感じです。マツブサやビナンカズラのように厄介な蔓ではなさそうです。
チョウセンゴミシは雌雄異株。あいにく出会った株は雄株のようで花は雄花のようでした。一応近くを探しましたが雌株は確認出来ず少々残念。赤い実を薬用にすると聞いていますが長野県内には比較的自生が多いようで利用の実績もあるようです。