森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナンジャモンジャノキ

2014年01月22日 | 自然観察日記
菅平からの帰り道、とある民家の庭に白い花が花盛りで、思わず「ナンジャモンジャだ!」と叫んでしまいました。この植物は絵でしか見たことがなく、出会いは初めて。庭木ですから塀からはみ出しているところを失敬して写真を撮らせていただきました。
ナンジャモンジャノキとはモクセイ科の種でヒトツバタゴというのが和名です。確か対馬あたりが有名な自生地であったような気がします。名前が面白いのでずっと気にかけていましたが、長野の須坂市で見ようとは思いがけない事態です。

ヒトツバタゴ 花

2014年01月22日 | 自然観察日記
きわめて貴重な種で国の天然記念物にも指定されているところもあると知り、出会ったヒトツバタゴの木はどうしてあの家にあるのか疑念が湧いてきました(増殖し結構庭木として売られているようです)。アオダモなどと同じ仲間で花は純白な線状の花弁。沢山つけますから樹全体が花で包まれるようになります。アオダモは複葉ですがこの種は単葉ですから「一つ葉」といわれる所以です。