フデリンドウが咲いていました。すでに6月に入っているのに、この花を見るとまだ高原は春なのだと思わされます。天候に恵まれた日でしたから目いっぱい花を開いています。ところでフデリンドウはハルリンドウとそっくり。ロゼット葉があるかないかで区別するのですが確実なハルリンドウをいつどこで見たかが思い出せません。学生の頃静岡の田舎で見たことは確実でしっかり記憶してはいます。しかし、長岡近辺では、意識を持って調べてみると全てフデリンドウでハルリンドウには未だに出会っていません。観察がかなりいい加減で気づいた時だけの観察ですから、調べは不十分。ですから何とも言えませんが、越後ではまれな種か無いのかもしれないという考えが湧いてきました。今後の宿題になります。
菅平一帯はベニバナイチヤクソウの大きな群落が点在することで知られています。6月のはじめですからまだ花の季節には早いのですが、どんな種でも気の早い個体とのんびり屋がいるもので早々と綺麗な花を咲かせている個体を見つけました。イチヤクソウの仲間で群生する性質を持つのはこの種だけで何がそうさせるのか興味がりますね。いまだその解説を聞いたことはありません。半寄生植物と言われてはいるもののその仕組みも理解していません。半分であれ寄生生活を行いながら大群落を作れるメカニズムはどのようなものなのでしょうね。半寄生というのは個人的にはかなり疑問な点があります。