森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アズマギク

2014年01月18日 | 自然観察日記
スキー場の滑走斜面になる草原はまだ芽の出ない荒れ野の状態ですが、アズマギクが点々と花を咲かせていました。比較的大型の花を咲かせるキク科植物で淡い桃色もいい風情。高原の春を彩ります。この種はムカシヨモギ属の一種で同じグループにヒメジョオンやハルジョオンがあります。花の大きさを除けば花の雰囲気は確かによく似ていますね。一年を通してヒメジョオンに手を焼いていますので、同じ仲間であるアズマギクが幾分j控えめでいい感じで生育しているのが妬ましい面持ちです。

アズマギク 花

2014年01月18日 | 自然観察日記
舌状花が発達していて折り重なるようになっています。管状花もたくさんあり種子は沢山できそうです。寒冷地を好む種のようで山地高原に生育していますが、高山にはもっと矮性のミヤマアズマギくが生育しています。新潟県内ではアズマギクを見た記憶がありません。雪国には適応していないようです。