ジャコメッティのブロンズ像「歩く男」、94億円で落札(朝日新聞) - goo ニュース
今回のスイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティのブロンズ像「歩く男」の落札価格
はピカソの絵画「パイプを持つ少年」を抜いてオークションで落札された芸術作品と
して6500万1250ポンド(約1億430万ドル=約94億円、手数料込み)という史上
最高額になった。ピカソの絵画なら分からなくもないが、ジャコメッティのブロンズ像
にそれだけ出資して購入するだけの価値があるのだろうか? 確かにジャコメッティ
はそれまで主流だったロダンの彫像の仕方を否定するようなアプローチを試み、
肉体ではなくて“存在の痕跡”を捉えようとしたために、彼の作品は“反彫像”的な
彫像であるのだが、94億円も出して購入しなくても自分で作れそうな気がする。