この世のものとは思えない「アバター」のすごさ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
ジェイムズ・キャメロン監督の映画史上最高の興行収入を記録した『アバター』を
擁護する記事である。私は『アバター』には批判的な立場であるから、内容を吟味
してみたが全く的外れとしか言いようが無い。『アバター』の物語の単純さを擁護
するべくわざわざビートルズの『I Want to Hold Your Hand』を例に出しているが、
次元の違う話を無理やりくっつけているだけである。『I Want to Hold Your Hand』
の良さはいつまでたっても女の子の手の握ることは心がときめくという単純な真実
を描いているが、『アバター』の物語は単純に見せかけながら実は主人公を障害者
と設定して、自然に帰れば障害が無くなるという単純で理解しやすいがゆえに
新興宗教の教えのような誤解を招きかねないメッセージが隠されていることに
ある。しかいこの記事にはそのことに関しては黙殺している。だから『アバター』は
怪しいと感じるのであり、『アバター』を擁護する人間を信じられないのである。