劇場版ポケットモンスターベストウイッシュ ビクティニと白き英雄レシラム
2011年/日本
‘無意味‘という意味
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
劇場版『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』(村田和也監督 2011年)は原作マンガやテレビアニメのファンにとってはそれなりに楽しめるものになっているのかもしれないが、個人的にはストーリーの‘どんでん’を‘返し’過ぎていてよく理解できなかった。特にラストで、考え方の相違からヒロインのジュリア・クライトンと彼女の実の兄だったメルビン・ボイジャーが対立したことが原因でメルビンが絶命するのであるが、幼い頃に2人が共有していたイヤリングのおかげでメルビルが生き返るという展開は、それまでの物語の流れの中でイヤリングにそれほどの意味を添加していなかったために、兄妹であるという確認以上の意味が見出せず、何の感動も得られなかった。
感動を得られなかったという点で言うならば、『劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと白き英雄レシラム』は、同時公開されている『劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム』と同様に同じである。‘大地の民’の若き王であるドレッド・グランギルの‘勘違い’と、ビクティニに海を見せてあげるというサトシとの余りにも素朴な約束で成り立っているこの物語は、その‘スーパーフラット’的なストーリーの無意味さと、わざわざ色と‘方向’を変えただけで物語を変えないという点を勘案するならば、村上隆的なモダンアートと見なせるところを評価するべきなのかもしれない。それならば絶命したビクティニが生き返るという‘無意味’には感動とは別の意味が宿ることになると思う。
自民党議員団の入国、韓国が拒否 鬱陵島視察(朝日新聞) - goo ニュース
官房長官、韓国政府に遺憾の意 自民視察団の入国拒否で(朝日新聞) - goo ニュース
それにしてもたかだか日本の国会議員3人の視察団のために、ずいぶん騒ぎ立てる
ものだと、その“暇さ”に感心してしまう。公共の安全などを害する恐れがある者の入国を
禁止できるとした出入国管理法に正確に基づくならば、“公共の安全などを害する恐れが
ある者”とは新藤義孝、稲田朋美、佐藤正久の3人ではなくて、彼らの入国を阻止しようと
騒ぎ立てている韓国人たちであろう。このように国に関係なく“極右”とは、なにかと感情が
勝ちすぎて理屈が破綻してコミュニケーションが取れない“右”の人たちの事なのである。
理屈を突き詰めれば竹島が韓国領になるはずがないのだが、今回の件が厄介なのは、
この3人の自民党議員の本当の目的が日本の現政権の、ほとんど機能不全に陥っている
外交政策に火種を投げつけ、“菅おろし”に拍車を掛けようとしている節があるからである。