MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

麻生太郎と少子化対策

2019-02-21 00:55:03 | Weblog

 
(2019年2月5日付毎日新聞)

安倍1強政権に浮上する「麻生太郎」リスク 「産まない方が問題」失言、福岡知事選は横車
「アベノミクス偽装」の発端は麻生大臣の“大号令”? 最初に報じたのはどの新聞か
ウケ狙いで弱者を嗤う"失言大魔王"麻生氏
麻生氏陳謝「産まなくなっちゃったという話をしただけ」
「麻生さん、常識は元々欠けていましたけど…」山崎拓氏

 麻生太郎副総理兼財務相は2月3日の地元福岡県芦屋町で行った国政報告会において「平均寿命が高くなっている。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが年とったのが悪いという変なのがいるが、間違っている。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」と発言したことが問題になっている。だから「年寄りが年とったのが悪い」と言われることに正当性を持たせてしまうのだと思うけれども、問題は麻生は同様の発言を過去にもしていることにある。
 2014年12月7日の札幌市内の演説で「(少子高齢化問題は)高齢者が悪いというようなイメージをつくっている人が多いが、子どもを産まないのが問題だ。」と今回とほぼ同じ趣旨の発言をしているのである。
 ようするに「高齢者が悪いというようなイメージ」を自ら作っている麻生は「子どもを産まない女性」が日本の元凶であると本心から思っているのだから、批判されると陳謝してしまうことが間違いで、堂々と本心を言えばいいのであるが、何故謝罪してしまうのかがよく分からない。そもそも2012年12月から副総理と財務大臣を兼任しているのだから、女性が子どもを産める環境を作れる立場にある以上、本心を言うだけでは解決しないということがバカなりに少しは分かっているのかもしれない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする