MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『私がモテてどうすんだ』

2020-07-18 00:58:05 | goo映画レビュー

原題:『私がモテてどうすんだ』
監督:平沼紀久
脚本:平沼紀久/吉川菜美/福田晶平/渡辺啓/上条大輔
撮影:鈴木雅也
出演:吉野北人/神尾楓珠/山口乃々華/富田望生/伊藤あさひ/奥野壮/ざわちん
2020年/日本

時代を牽引する2人のタレントについて

 高校二年生のBL好きの腐女子である芹沼花依は、現実の高校生活は肥満気味ということもあって目立たずに親友の七島希と一緒に学校のイケメン男子を使って妄想で楽しんでいるのであるが、お気に入りのキャラクターが死んだショックから一週間寝込んだ後に、痩せたことで学校の生徒全員が注目する美少女に変身するという話しである。
 本作はやはり富田望生という俳優無しには制作できなかったと思う。美人ならばたくさんいるが、富田望生という存在の「絶妙さ」はなかなか見つからないからである。
 腐女子に関しては詳しくはなく、腐女子がモテてもやはり腐女子としてやりたい放題するというオチはその通りなのかもしれないが、芹沼花依が4人の美男子に同時に告白されるというシチュエーションは考えさせられるものがある。そもそも男性アイドルの先駆けとなった「ジャニーズ」というアイドルグループは4人編成だったし、その後もジャニーズ事務所からデビューするアイドルはほとんどグループとしてで、本作に関わっているEXILE系もグループが主だから、別に今どきの話ではなく昔からそうやって女子たちの脳内でいじられていたんだろうね。
 久しぶりにざわちんを見たのだが、よくよく考えるならばこのコロナ禍こそ「ざわちんの時代」ではないだろうか?


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