(2020年4月25日付毎日新聞朝刊)
(2020年4月21日付毎日新聞朝刊)
(2020年4月22日付毎日新聞朝刊)
(2020年4月23日付毎日新聞朝刊)
(2020年4月25日付毎日新聞朝刊)
(2020年4月25日付毎日新聞朝刊)
安倍晋三首相が4月17日の記者会見において、466憶円もかける「アベノマスク」配布について疑問を呈した朝日新聞の記者に対し、「御社のネットでも布マスクを3300円で販売しておられたということを承知しておりますが、つまりそのような需要も十分にある中において、我々もこの2枚の配付をさせていただいた」と回答したのだが、その後の「アベノマスク」と「アサヒノマスク」の世間における評価が興味深い。
「アベノマスク」は全戸配布に先立って配られた妊婦向け布マスクに髪の毛や虫の混入、黄ばみ、洗ったら縮むなどの問題点が指摘され、7870枚の不良品が見つかり、さらに問題が発覚したにもかかわらず厚生労働省は4社(1社は非公表)との間で、計90億9000万円の契約が結ばれていること以外は情報公開を拒んでおり、政府が説明している布マスク配布に充てられる予算額である約466億円(配達費128億円、マスク調達費338億円)と大きく違い、さらに企業名が明かされてしまったためなのか興和と伊藤忠商事は全て回収することを決めるというドタバタ騒ぎである。一方「アサヒノマスク」は、繊維の街として知られる大阪府泉大津市の泉大津商工会議所が製造元で150回の洗濯が可能な高性能マスクだったのである。
これほど「アベノマスク」が外見や体裁しか気にせず、その中身や質まで思い至らず、周囲の取り巻きはポンコツばかりで何かと墓穴掘りがちの安倍首相の人物像を的確に象徴するようになるとは想像以上だったのであるが、必ずしも「アサヒノマスク」が朝日新聞を的確に象徴しているわけではないと思う。
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