Bob Dylan - It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry (Official Audio)
ボブ・ディランが1965年にリリースしたアルバム『追憶のハイウェイ61』に
収録されている「悲しみは果てしなく」を和訳してみる。因みに原題のタイトルを
かなり意訳してみると「笑うには時間がかかるし、泣くには場所が必要だ」となり
喜ぶにも悲しむにも手間がかかるという意味だと思う。
「It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry」 Bob Dylan 日本語訳
俺は郵便列車に乗っている
スリルはお金では買えないものだ
俺は窓の敷居にもたれながら
一晩中眠らずにいる
もしも俺が丘の上で死ぬならば
そしてもしも俺が死なないならば
俺の恋人が死んでくれるはず
木々の隙間から輝く月は
見た目が良くはないだろう?
車掌の助手が複層貨物列車(Double E)を停止させるならば
見た目が良くはないだろう?
海に沈む太陽は
見た目が良くはないだろう?
彼女が俺の後を追って来るならば
俺の彼女は上品には見えないだろう?
今冬がやって来て
どの窓も霜に覆われている
俺はみんなに教えに行ったけれど
俺は渡ることができなかった
俺はおまえの恋人になりたいんであって
おまえの上司になりたいんじゃないんだ
おまえの列車が路頭に迷っても
俺が一度もおまえに忠告しなかったと俺に言わないでくれ
Bob Dylan - It Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry (Live at Boston Music Hall)