大瀧さん密葬で悲しき再結成 松本隆惜別の言葉「ほんものの十二月の旅人になってしまった」(デイリースポーツ) - goo ニュース
作詞家の松本隆がツイッターにおいて、大瀧詠一が作曲、松本が作詞した太田裕美の
ヒット曲「さらばシベリア鉄道」の歌詞を引用して「ほんものの十二月の旅人になって
しまった君を見送ってきました」「北へ還る十二月の旅人よ。ぼくらが灰になって消滅しても、
残した作品たちは永遠に不死だね。なぜ謎のように『十二月』という単語が詩の中にでて
くるのか、やっとわかったよ。苦く美しい青春をありがとう」というコメントが印象的だった。
私もこの曲を聴いた時に何故十二月なのかと不思議に思っていたからで、そうなると何故
本人の前に太田裕美のカヴァーがリリースされたのかも意味深長となる。改めて
「さらばシベリア鉄道」を聴き直してみると太田裕美と大瀧詠一のヴァージョンは微妙に
違っており、特に「伝えておくれ」以降のサビの部分はメロディが変えられており、個人的
には太田の方が良いと思う。ちなみに坂本冬美は大瀧のヴァージョンを採っている。
「さらばシベリア鉄道」は個人的には大ヒットしていたのであるが、意外にもオリコンでは
最高位70位だったようだ。太田裕美の楽曲の中でも「九月の雨」「君と歩いた青春」
「満月の夜 君んちへ行ったよ」と並ぶ名曲だと思う。