MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

寧ろ“善戦”

2011-08-26 19:50:59 | Weblog

紳助なきゴールデン視聴率いきなり苦戦(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 「クイズ!へキサゴンII」から差し替えられた、今年6月放送の2時間特番「タカトシ・温水の

1000円握って食べまくり旅名作アンコールSP」を1時間に再編集した番組の平均視聴率

が、8・6%で前週の12・0%から4ポイント近く下落し、前4週の平均視聴率11・6%から

は3ポイントのダウンということで、どうやらこの数字は“苦戦”らしいのであるが、再放送

であるにも関わらず、3~4ポイントしかダウンしていないのだから番組制作費などを

勘案するならば寧ろ上出来と捉えてもいいのではないだろうか 何れにしても私は

2004年の女性に対する傷害事件以降、島田紳助の話は笑えないし、特に近年は

身内だけで盛り上がっていて早くどうにかならないものかと、てぐすねひいて待っていた

くらいだから、私と同じように長い間待っていたであろう“若手たち”の活躍に期待したい。


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『特集:ハルーン・ファロッキ監督特集』 100点

2011-08-25 21:48:33 | goo映画レビュー

特集:ハルーン・ファロッキ監督特集

-年/-

ネタバレ

テクノロジーの発達により生まれる不可視

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 いまさら説明をするまでもないが、ハルーン・ファロッキ監督のドキュメンタリー作品の特徴は既製の映像を利用することと、同一作品内で同じイメージを繰り返し用いることである。そして様々なテーマを扱ってはいても、結局は、人間と映像の関わり方を浮かび上がらせることになる。
 『労働者は工場を去って行く』(1995年)は最古の映画の一本であるリュミエール兄弟の『工場の出口』(1985年)を冒頭とラストに置いて、その後に撮られた映画作品や記録映像などの様々な‘工場の出口’と比較考察される。面白いことに、例えば、『メトロポリス』(フリッツ・ラング監督 1927年)で描かれる労働者たちは整然と整列して工場に入っていき、フォードなどの自動車会社の従業員たちも黙々と出入りするだけで、どれも『工場の出口』で映し出される従業員たちほどの自由な明るい雰囲気が感じられず、辛うじてチャップリンだけが孤軍奮闘しているだけである。
 『静物』(1997年)は17世紀のフランドル派の静物画と、90年代の写真撮影スタジオのドキュメンタリーが比較考察されている。フランドル派の静物画はその精密な描写と寓話性を特徴とするのであるが、スタジオで寸分のこだわりを持って入念に撮影される「チーズ」や「カルティエの腕時計」の広告写真は、‘作画’として目指すところは同じであっても、広告写真は完全にその‘精神性’を排除することでモダンアートを踏襲することになる。
 『監獄の情景』(2000年)は『抵抗(レジスタンス) - 死刑囚の手記より』 (ロベール・ブレッソン監督 1956年)や『愛の唄』(ジャン・ジュネ監督 1950年)の映像の引用と共に、カリフォルニア州刑務所などの監視カメラによる映像を織り交ぜて、囚人と見張り人の微妙な関係を浮き彫りにする。それは脱出を試みる者と、それを阻止する者という関係から、同性愛という関係までに至る振幅の中で、絶えず銃によってお互いの距離を保とうとする‘快楽’を生み出すことになるのであるが、射撃の代わりの真水や薬品を混ぜた水の放水で、囚人の安全を図ることによって看守たちは‘銃の快楽’を失ってしまう。
 『隔てられた戦争』(2003年)の原題は「識別と追跡」である。1991年の湾岸戦争時のアメリカ軍が公開した誘導ミサイルが撮影した映像が冒頭で映し出される。これは‘機械’に取り付けられたカメラ映像として有名なものであるが、実は性能が悪くてもこのような映像は第二次世界大戦の頃からドイツに存在していたことが明らかにされる。核爆弾が爆発する仕方の予想映像から敵方の戦闘機やミサイルを撃墜する迎撃ミサイルのシミュレーション映像、飛行機のシミュレーション用の飛行訓練機や、ビル内を徘徊する監視ロボットが映し出す映像の進化を通して、いつの間にか映像そのものが人間のためではなくて、‘機械’のためのものに変わっていることが分かってくる。それは先進国としては事前のシミュレーションをすることで優劣が判断出来るために戦争を回避する有効な道具となっているが、‘人間味’が残っている発展途上国が無謀な戦争を起こすようになり、それに付き合わなければならないアメリカ軍は絶対に人を映さないようにするという皮肉な有様を見ることになる。
 全てビデオ作品であるためなのか、日本語字幕が速すぎて目で追いきれないという難がある。


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引退を急ぐ理由

2011-08-25 00:07:02 | Weblog

島田紳助、涙の電撃引退!暴力団とメール(サンケイスポーツ) - goo ニュース
「紳助の人間マンダラ」の真相まとめ【右翼とトラブル】 [NAVER まとめ]
組幹部との交際 紳助さん4月は否定 メールで「逮捕 警察ひどい」(産経新聞) - goo ニュース

 TBSの「NEWS23クロス」などによると、島田紳助がテレビ番組での自身の発言をめぐる

右翼とのトラブルを解決してくれた指定暴力団山口組の若頭補佐と呼ばれる最高幹部が、

平成17年6月に大阪府東大阪市内の自宅建物と土地が差し押さえられたことをめぐる

競売入札妨害事件で府警に逮捕された時に、府警は関係先の捜索で島田紳助に直筆の

手紙や一緒に写している写真を発見したらしいのであるが、何故か島田紳助はこの件を

記者会見では否定していた。引退するという時にいずれバレるような嘘をつく意味が分ら

ないのであるが、電撃引退するくらいだから想像以上に深刻な事が出てくるかもしれない。


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野菜ダイエットについて

2011-08-24 00:20:00 | Weblog

専門医の教え。外食・飲み会でカロリーをとりすぎない方法(COBS ONLINE) - goo ニュース

 カロリーを体に摂取しない方法を先日紹介していたので本当か嘘なのかよく分らない

のであるが記しておきたい。TBSの「さんまのSUPERからくりTV」で明石家さんまと出演者

が元横綱の若乃花の花田勝(今は何故か花田虎上)宅へ訪問する企画があり、そこで

妻の手料理を振る舞う時に、何故か大量の野菜が用意されていた。花田は冗談で

「ウサギの餌」だとおどけていたのであるが、実は最初に野菜を摂取すればカロリーを

抑えられて、花田はそれを実践したことで7キロ痩せることが出来たと語っていた。この

ダイエット方法は無理なく出来るので、実は実践中なのであるが、まだ結果は出ていない。


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『カンフー・パンダ2』 70点

2011-08-23 23:59:33 | goo映画レビュー

カンフー・パンダ2

2011年/アメリカ

ネタバレ

脚本家にも見放されたシェン大老

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 時々、作品そのものは完璧であるにも関わらず、何故か更なる注文をつけたくなってしまう作品がある。『カンフー・パンダ2』も、子供向けの作品としては申し分がないのであるが、子供向けであることが却って枷になってしまい、本来描きたかったことが描けなかったのではないのかと感じた理由を記しておきたい。
 『カンフー・パンダ2』のメインテーマは主人公であるポーの‘自分探し’である。ポーは敵方のオオカミが装着していたカブトのシンボルを見て、自分の過去が気になりだす。結局は、ポーは両親に捨てられたわけではないことが分かり、‘心の平穏(inner peace)’を獲得して‘トラウマ’は解消されることになる。
 しかし問題は、両親に関して‘トラウマ’を抱いているキャラクターがもう一人いることである。世界支配を狙っている孔雀のシェン大老である。ひたすら合理性で物事を考えて行動した結果、自分の命を脅かすと予言されたジャイアントパンダの殲滅を試み、その破滅的行動に恐れをなした両親がシェン大老を国から追放したという物語は、ポーの物語と対を成している。そして、もともと性格が穏やかなポーは‘心の平穏(言い換えるならば、破滅的行動を制御する超理性的制約)’を獲得出来ることは容易に想像がつき、今までも描かれてきたものであるが、シェン大老のような性格のキャラクターがどのようにすれば‘心の平穏’を獲得できるのかということを、正式にはクレジットされていないが、実は脚本に参加しているチャーリー・カウフマンが描きたかったことなのではないのかと思う。


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究極の“洗脳”

2011-08-23 00:09:21 | Weblog

テレビ界、視聴率至上主義の愚昧:月尾嘉男(東京大学名誉教授)(Voice) - goo ニュース

 絶対に見逃せない記事を少し長いが引用しておきたい。「今年3月、ベトナムの山岳地帯

に滞在したが、数チャンネルしかない放送で多数の韓国映画が放送されていた。韓国政府

が無償で提供している作品とのことである。しばらく前まで、ベトナム戦争のときにアメリカ軍

と一緒に闘った韓国は、ベトナムでもっとも嫌われていた国であったが、現在ではもっとも

好意をもたれる国に変わったとのことである。」フジテレビの韓国番組の“偏向放送”を

とやかく言っている方々がこの記事を読んで、ベトナム人は数チャンネルしかないテレビ局

による韓国番組の“偏向放送”によって韓国に好意を持つように“洗脳”された証拠がここに

あるというのならば、日本の番組が韓国のみならず、世界のテレビ局で流れるように日本の

テレビ局に少ない予算を有効に活用して良質の番組を制作するように訴えるべきなのだ。


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過信が招く悲劇

2011-08-22 16:30:03 | Weblog

里子虐待死 「すてきなお母さん」素顔は… 里子を「ゾンビみたい」(産経新聞) - goo ニュース
里子死亡、衝動的に暴行か…日常的な虐待跡なし(読売新聞) - goo ニュース

 これほど理解に苦しむ事件も珍しいと思う。容疑者の鈴池静は早稲田大学で公共経済学

の博士号を取得しているようだから、頭が悪いわけではない。夫との間に10代の娘が2人

もいるのだから、子供がいなかったわけでもない。要するにわざわざ里子を貰い受ける

必要など無く、里子がいなければこのような事件を起こすこともなく、幸せな人生を謳歌

できていたのである。あるいは余りにも順調な人生だったために、自分の能力を過信

してしまい、本来ならば自身にとっては無理だったことに気が付かずに里子を受け入れて

しまったのかもしれない。途中で無理だと分かったとしても、プライドが高いだろうから

止めるとは言えないまま、衝動的虐待という最悪の結末になってしまったのかもしれない。


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『シャンハイ』 90点

2011-08-21 20:05:16 | goo映画レビュー

シャンハイ

2010年/アメリカ=中国

ネタバレ

本物の愛を生み出す‘魔都’

総合★★★★☆ 90

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 冒頭はアメリカ諜報員のコナーが日本人の娼婦のスミコの家を出た直後に何者かに殺されたことから、彼の親友のポール・ソームズが犯人探しに新聞記者を装い上海に潜入するところから始まるのであるが、本作は誰がコナーを殺したかということよりも、コナーが殺された原因に焦点が当てられている。
 諜報員が主人公であるために、本作は陰謀が渦巻く。コナーはスミコを日本軍に関する情報収集のために利用し、ポールはドイツ軍に関する情報収集のためにドイツ領事館付きの夫を持つレニを誘惑する。上海三合会のボスで中国人実業家のアンソニー・ランティンは日本軍とつながりを持っているが、妻のアンナ・ランティンは実は反日レジスタンスのリーダーである。
 このように本作の男女関係は偽装された愛でもって成り立っている。しかしそのような偽装された愛は、ポールに日本軍の情報を提供していたキタが恋人と国外に逃げるために偽造パスポートを要求し、脱出しようとするまでは良かったのであるが、その恋人がスパイであり(偽造パスポート作成のために提供された彼女の横顔の写真が、出来上がったパスポートでは正面を向いている)、キタが捕えられて殺される頃には完全にほころんでしまう。
 捕らえられた仲間たちと交換するために、アンナが匿っていたスミコは瀕死の状態でタナカ大佐に発見される。その時、タナカ大佐は本気でスミコを愛しており、嫉妬でもって大佐がコナーを殺したことをポールは知ることになる。真珠湾を攻撃して日本がアメリカに宣戦布告したことから、中国人のアンソニーと一緒にいるとアンナの身が危険に晒されると分かっていたタナカ大佐は、スミコを丁寧に匿ってくれていた御礼のためなのか(あるいはアンナにそれまでのスミコの様子を訊きたかったためなのか)、アンナに事情聴取をしたいとアンソニーに申し出るが、アンソニーがそれを断ったことから撃ち合いになる。アンソニーはアンナを本気で愛していたのである。アンソニーは撃たれながらも、アンナを連れて、ポールに車を運転させてその場を離れるが、既に上海は日本軍によって統制されていた。瀕死のアンソニーに頼まれて彼を車に残してポールはアンナを連れて船に乗って脱出しようと試みるのであるが、船乗場には怪我をしたタナカ大佐が待っていた。タナカ大佐が二人を見逃した理由は、ポールとアンナの愛が本物であることを確かめるためではなかったのか?
 何とか船で上海を脱出したポールとアンナであったが、アンナはマカオで下船して上海に戻ってしまい、ポールも暫くして上海に戻る。偽りの愛がはびこる中で宿る本物の愛は男女を超えてしまい、人々はその‘魔都’を忘れられなくなるのであろう。諜報員殺害を巡るミステリーと、様々な男女のメロドラマが絶妙に絡み合っている佳作である。


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“偏向”の基準が分らない

2011-08-21 00:10:43 | Weblog

岡村&たけしの「嫌ならTV見るな」にネットでは猛反発(R25) - goo ニュース

 ミステリー作家の深水黎一郎の、「放送局は電波を独占していて新規参入ができないの

だから、『嫌なら見るな』は成立しない」という主旨の反論は、テレビを見なくても全く困らない

私にはピンとこない。さすがのテレビ局も、誰も見なくなればタダでは済まないだろう。

「フジに不満をいだく側も、《ノーモア韓流》ではなく、《ノーモア偏向放送》というスローガン

を前面に掲げるべき」とも指摘しているが、私が偏向放送よりも問題だと思うのは、

バラエティ番組の“通販番組化”である。タイアップすることで番組の制作費を浮かせている

のだろうが、特にテレビ朝日は酷いことになっている。一見、便利だと思って買ってはみた

ものの、実際には2、3回使っただけで物置きにしまってしまったものは数限りない。

これこそ“洗脳”だと思うのだが、ナショナリズムが絡まないと議論は盛り上がらないようだ。


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アメリカの巧妙な外交戦略

2011-08-20 00:06:18 | Weblog

副大統領の訪問中、バスケ米中親善試合は大乱闘(読売新聞) - goo ニュース
米副大統領の質素な昼食「見習え」と中国ネット(読売新聞) - goo ニュース

 8月18日に北京で行われた米ジョージタウン大と中国人民解放軍所属のチームの

バスケットボールの米中親善試合は両チームの選手同士が小競り合いとなったところ、

ほかの選手らも加わって大乱闘となった。米メディアによると、床に倒れた米国人選手を

中国人選手が殴りつけるなどした上、中国人観客もイスやペットボトルを投げつけて加勢

したらしい。同じ頃、中国を訪問中のバイデン米副大統領や家族ら5人は、北京市内の

庶民的な食堂で、地元名物のジャージャー麺など79元(約950円)の昼食をとることで、

「中国の腐敗官僚は見習うべきだ」などと、インターネット上で大反響を引き出している。

このようにしてアメリカが中国の“未成熟さ”を少しずつ露にしていく事は悪いことではない。


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