晴天続きで再び暑苦しい毎日となっている。水分の取りすぎで飯もあまり欲しくないのだ。とは言え、穀類を摂取してバテを防ぐ必要がある。こんな時に重宝するのが「ししとう」と「ちりめんじゃこ」の煮物である。
万願寺唐辛子を使うのが本筋なのかもしれないが、値段の割りには感動が少ない。庶民には、甘みの少ないししとうでじゅうぶんである。ししとうには「当たり」があって、味がコロッと変わって面白い。
ししとうに包丁目を入れて種を抜き、サラダ油で軽く炒める。だしと日本酒を同割りで加えて煮て、塩抜きしたちりめんじゃこを追加。醤油とみりんで味を調え、水気が無くなったら完成である。
飯に振りかけてもよし、酒のアテにもなる。舌を刺すような辛味(カプサイシン)がきた時は「当たり」だ。ししとうは青唐辛子の一種である。

