大阪の立ち飲み屋にはアテとして大概置いてある。赤ら顔のおっさんが安いチューハイをあおり、これをつまんでいる。気のきいた店などは「ソースかけてもえーか、兄ちゃん」と聞いてくる。大阪人は本当にソース好きだ(笑)
大阪ではウスターソースがけのポテトサラダを食べることがあっても、我が家ではあり得ない。じゃが芋(メーク)を水から茹でて皮を剥く。大まかに潰して熱いうちに塩、コショウを振り、米酢をたっぷり回しかける。水にさらして辛味を抜いたタマネギの微塵切りを加えて冷蔵庫へ。
粗熱がとれたら、茹でたまごの粗微塵を入れてマヨネーズを加えてよく混ぜ合わせる。以上が帝国ホテルの村上信夫さん(故人)がある雑誌に語った作り方である。芋が熱々の状態で酢を満遍なく吸収させ、同時に酸っぱさを飛ばすのが重要なのだ。
皆さんも一度作ってみてはいかが。おいしくてびっくりするかもよ。
