寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

三重観光その5…波切漁港

2007年09月13日 | 

私達は山を下りて、「絵かきのまち」大王崎に向かった。てっちゃんが波切漁港の駐車場に車を停めている間に、私は港の方にテクテク歩いてゆき、干物を物色していた。

ところが、友人がなかなかやって来ないので、これはおかしい、と思い引き返した。案の定、灯台は全く逆方向だった。

大王崎灯台

小振りの大王崎灯台に登り、太平洋の海原を見渡した。時より強い風が吹きつけるので顔が強張る。大きなゴツゴツした岩に波が当たり、白い飛沫を上げる。瀬戸内海とは様子が全然違う。

「流石太平洋だ。波が荒い」
「今日は波が穏やかな方だよ。海が荒れると真っ白くなるから」
「ほ~ぅ。そうなんだ。北の海みたいな感じになるんだろうかね。ちょっと想像できんが」
「どうだ。絵になる風景だろう」
「あぁ。大空を悠々とトンビが飛んでる。気持ちよさそうに」

灯台の周りを舞うトンビ

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港の前で干物を売っている婆さんに私は単刀直入に聞いてみた。

「ウツボの干物は美味しいんですか?」
「‥‥‥。(しばし無言)私はあんまり‥‥。小さいウツボを開いてよく干してから、油でカリカリに揚げる。それを細かくして田作りの要領で甘辛いタレを絡めるとご飯のおかずになる。これは好きよ」
「頭の薄くなったおっさんの精力剤のようなもんですな」
「ムフッ。まあそうね」
「どうもありがとう。勉強になりましたわ」

考えた末、スルメの束は止めてウルメを土産に買い求め、漁港を後にした。

ウツボの干物

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三重観光その4…横山展望台

2007年09月13日 | 

「さてどうしようか。希望がある?」
「エスパーニャクルーズってどうなんだい?」
「う~む、あれか。あご湾を船でチョコチョコまわる感じかな。横山からあご湾を見下ろすのもいいと思うよ。湾の形状がよくわかるから」
「そうか。そっちの方がいいな」

横山第一展望台は国の金できれいに整備されていた。ゆるやかなスロープを上ると家族連れが多くいた。

てっちゃんの言う通り、あご湾は複雑な形をしている。右手が太平洋、左手がスペイン村と教えてくれた。

「もう少し天気がよかったらな~。残念だね」
「いや、これでじゅうぶんだ。クルーズにしなくて本当によかったよ」

山の向こうが太平洋

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三重観光その3…賢島のみぞれカツ

2007年09月13日 | 

改札の向うにてっちゃんが立っていた。簡単な挨拶をして彼の車に乗った。

「昼は何が食べたい。このあたりはあまり店がないんだ。近くといったらトンカツかな。地元では結構人気があるんだけど、それでいいか」
「うん。トンカツを食おう」

忙しい時間はとうに過ぎていたが、店内にはお客がかなりいた。ロースはもたれると思い、みぞれカツ定食を注文。てっちゃんも同じものにした。

細かいパン粉を塗しているので、油切れがよい。パリパリの衣がヒレ肉に綺麗に引っ付いているのは卵白を丁寧にときほぐしているからだろう。

特製ポン酢にたっぷりと大根おろしを加えて、カツをひたして食べる。お世辞抜きに旨い。あっさりして中年には好ましい味だ。4切れでお腹いっぱいになった。非常にリーズナブルな価格だった。

ボリュームたっぷりのみぞれカツ

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