年越しそばを啜る

あっという間に大晦日になった。関東の友人が毎年送ってくれる乾麺を茹でて年越しそばを作った。甘辛く煮た揚げをタネとし、だしをきちんと取った。家族とそばを啜り、その出来に二重丸をつけたのだった。

これが今年の最後の更新となる。私の毒舌に拒絶反応を示さずにお付き合いいただいた読者に感謝を申し上げる。２００８年も同様の感じで綴っていくことになる。

それでは、皆さん、よいお年を！

冬の宮島（後編）

幼い頃は宮島に関心はなかったが、三十路を過ぎてから段々好きになった。晴れた日の宮島は美しい。

青い空に、朱の大鳥居、そしてエメラルド・グリーンの海。極渋の世界の奈良とは違った魅力がある。



常夜燈の周りで子どもが写真を撮っていた。この場所は非常に人気があるのも納得できる。五重塔を見て厳島神社に参拝した。

砂場で鹿が寝そべって餌を咀嚼していた。その表情があまりも間が抜けていて、私までにやけてしまった。何とものどかな昼時である。