寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

からしめんたい(稲石商店)

2007年12月11日 | 食材

明太(ミョンテ)は韓国語でスケトウダラを意味する。スケトウの卵巣→明太+子→明太子という新たな日本語が出来たと考えるべきだ。

朝鮮人がスケトウダラ卵巣の唐辛子漬け(保存食)の技術を日本に伝えたのは大正期と言われている。

それはそのままでは到底受け入れられない「どぎつい味」だったので、日本人の舌に合うように香辛料を控えてグルタミン酸ソーダを添加してマイルドに調整したのが、辛子明太子の起源である。

オーソドックスにご飯と一緒に

辛子明太子は単に「めんたい」とも呼ばれる。これが関東では「たらこ」になる。ご飯の上にのっけて食べたり、焙ってたらこ茶漬けにしたり、料理もいっぱいある。それほど日本人は明太子好きである。

知人が送ってくれた辛子明太子は北海道近海でとれたスケトウの卵巣が原料になっている。卵巣を冷凍せずに塩蔵してから使用するので魚卵という感じが前面に出ている。

旨味が強いのは福岡という土地柄ゆえか。飯のおかずにするにはちょっと贅沢な感じもする。明太子に奴ねぎを小口切りにしたのを加えると「ねぎたらこ」になる。辛味が若干和らいで、卵のプチプチ感とねぎのシャキシャキ感の対比が楽しめる。

ねぎたらこをアテにして

今日は「ねぎたらこ」で熱燗を飲んだ。道民の知恵は大したもんだと思う。

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飲食店評価の難しさと問題点

2007年12月11日 | 日記
匿名で気に入らない店の欠点を手厳しく批判する行為はどこまで許されるのだろうか。この問題が日本経済新聞で採り上げられていた。

実名を出されてボロクソにやられた店の被害次第では名誉毀損で訴えるケースもあると言う。村田吉弘さんは著書の中でこんなことを述べている。

・一度食べただけで評価してもらいたくない
・腹が立ったとしても、あれこれ悪口を言いふらすのではなく、店に電話して苦情を言えばよい
・匿名での攻撃はフェアでない

もっともな意見である。金銭的被害を受けた店にしてみればたまったものではない。実名を挙げての批判の裏には、ひょっとこ面のちょび髭おやじのように振る舞ってみたい思い(幼児性と驕り)が隠されていると思う。

店側に本当に大きな過失があるとしたら、大阪の場合はすぐにきれいに消えて無くなる。しかし、東京は必ずしもそうはならないのが、おかしいところであり、おもろいところなのだ。

評論家気取りのブサイクな言動を慎み、真に食べることに集中できればもっと楽しめるのにと私は考える。それができないのは心の余裕がないからだろう(笑)

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