自民党の石破茂政務調査会長がやじうまテレビに生出演

アナウンサーが石破茂さんに震災対応についての菅総理の評価（点数）を求めたのに対して「つけられない」と冷たく一蹴した。私は思わずパンを喉に詰まらせそうになった。菅さんを遠まわしに「官僚との間に信頼関係がない…知識もない…情報発信の一元化ができていない」と批判した。

確かに彼が指摘した「問題の先送り体質」と「責任回避体質」はかなり深刻である。能力のある人間に権限を与えて仕事を任せ最終的な責任は自分（達）が取ると明言しなければ復興は遅れるばかりだ。私は昔年寄りがよく皮肉をこめて発した言葉を思い出して笑った。

言い訳をするのは無能な証

真鯛真子の煮物を味わう悦び

真鯛の真子を食べやすい大きさに切り薄い食塩水に浸けて血抜きする（スジなども取り除く）。霜降り（８０度程度の湯にくぐらせて臭みを取る）して花を咲かせた真子を酒を多めに加えた出汁で煮る。

アクを取りながら針生姜を加えて醤油と味醂で味を調える。すっきりとした味わいに仕上げた鯛の子は左党向け。上品な旨みのため酒が本当に進む。木の芽と一緒に口に運ぶと爽やかな味が生まれて二度楽しめる。海の恵みに感謝だ。

真鯛の真子を待ち望む人達

春の鯛は成熟して子を持つ。鮮魚店やスーパーでは真子を小分けして売っているが、旬の食材にはそれなりの値がつく。ハマチの真子と比べると倍以上の価格である。小料理屋の主や味の判る酒呑みがすぐに購入するため目に入った時には反射的に手が出る（笑）