寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

近江牛レストラン・千成亭ですき焼きを囲む

2011年05月03日 | 
知人のHさんとは5ヶ月ぶりの再会であった。生ビールで乾杯し前菜(川魚の佃煮など)をつまみながら近況を話しあった。

座敷に材料を運んできた仲居さんに肉を焼いてもらうことにした。金色の鍋を中尾彬のように凝視する私に「お肉には詳しい方なんですか?」と質問が来た。

「そんなに詳しくはないですが、肉は好きですよ(笑)」

この返答で彼女の緊張は幾分かほぐれたようだった。牛脂をなじませた鍋でさっと肉を焼きつけ割り下を回しかけた。すぐに「どうぞ」と勧められ私達は箸をのばした。霜降り肉はあっという間に口の中で溶けていった。

以降は肉と具材を一緒に煮た。向笠千恵子さんが述べているように上質の肉と三つ葉の相性は最高であった。脂肪分を爽やかな三つ葉が見事に中和させるのである。近江八幡名物の赤こんにゃくや丁字麩の食感が面白く鍋物としての完成度を高めていることに私は気づいた。

眼鏡をかけた男性従業員の話では全て滋賀県産の食材を使用しているとのことだった。変化に富んだすき焼きを生まれて初めて食べた私はHさんに「大変勉強になりました」と言って腹をさすった。

近江牛レストラン・千成亭のすき焼き

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近江牛レストラン・千成亭に入る

2011年05月03日 | 
千成亭は芹橋たもと近くの橋本商店街の中ほどにある。1階が精肉販売コーナーで2階が近江牛レストランになっている。階段を上り「近江牛の一生」という力強い書体が目に入った。

物珍しげに写真を撮っていると眼鏡をかけた若い従業員が微笑んでいた。私はドア越しに軽く会釈してから入店した。

近江牛レストラン・千成亭の入口前

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