寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

悪質な勧誘員の甘い言葉に惑わされるな!

2011年05月05日 | 日記
電話や突然の訪問で「これはいい商品ですから~」と別に欲しくもない商品(紛い物)の説明を受けて買わされそうになった経験が誰にもあると思う。私も若い頃は勧誘員のペースに惑わされて半落ち状態になることがしばしばあった。しかし、最後にはっきりと「自分には不要です」と断った。

私が落ちなかったのは祖母の教えが頭にずっと残っていたからだ。彼女は幼い孫に「えーのばー(≒いいことばかり)言う者を信じちゃーいけんよ。かならず裏があるけーな」と言い聞かせるように語ったものだった。眼力を鍛えてくれる人が身近にいたのは幸せであった。苦境に立たされても自分の意見をはっきり述べることはその後の人生に大きく役立った。

さてここからは国政の話。テレビで「政権交代して良かったのか」と爆弾発言した原口一博議員を国民はどう思ったのだろうか。私は「政権交代」という甘い言葉にまったくのせられなかった少数派の一人であり、自分の投票行動が正しかったことが証明されて喜んでいる。

聡明な国民は政治家の堕落よりもむしろブン屋の質の低下に呆れているのだ。さんざん煽って勧めた商品が駄目だと分かってしまってもなお「お前ら、返品せずに修繕して使え」とぬけぬけと宣ふ。つくづく「とうじん」な連中だと思う。

大学という病 東大紛擾と教授群像 / 竹内洋(中央公論新社 2007年)」を久しぶりに読んでこう言いたくなった。

 偉そうに主張してきたことが大「法螺」だったとバレて「悔しげ」なブン屋に嘲笑の嵐が吹き荒れる。そして彼らには過酷な御仕置が待っている。政治家同様、大罪に対する重き罰から決して逃げられはしないのだ(笑)

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ウマヅラハギ(クロギ)の造り

2011年05月05日 | 食材
三枚におろしたウマヅラハギ(クロギ)の半身を造りにした。活けをしめて調理する小料理屋では薄造り(身がコリコリしているため)が主だが、しめてから数時間経過したものについては厚引きでよいと思う。

淡白な白身の脇にプリプリの肝が添えられているとなお嬉しい。最近では関東でもこの魚の美味しさがぼちぼち認識されるようになったが、私が向こうで暮らしていた時分は身欠き(頭と肝を取り除くこと)の状態で店頭に並ぶのが普通だった。

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ウマヅラハギ(クロギ)の内臓を捨てずに調理

2011年05月05日 | 食材
ウマヅラハギの内臓(肝臓以外)は通常廃棄される。腸類に詰まった内容物が臭いという理由からだ。しかし、私は胆のう(苦玉)を捨てるだけで胃袋や腸は茹でこぼして食材として使っている。

下処理の済んだ内臓を酒・醤油・少量の味醂で炊き針生姜を加える。所謂「わた生姜煮」は鯛でよく作るのだが、クロギのそれも食えないことはない。魚の始末料理を学びたい人はこの辺りからチャレンジしてみるとよいだろう。固定観念を捨てると料理の幅はぐーんと広がる。

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