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寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山市・千田大峠の頂きから猛スピードで奈良津へ下る

2012年11月10日 | 郷土史
アルファオート福山の看板を見上げる私の顔は明らかに強張り息は上がっていた。自転車で己の体一つ運ぶのも楽ではないのだから、牛馬の苦しみは想像に難くない。実際坂の頂上に到達する前にくたばった人や動物はかなりの数に上ったのではないだろうか。

千田大峠の石塔・石仏

千田大峠の説明

中古車販売点の先(左手)には巨大な石塔が並び「千田大峠」の表示が出ている。一番大きい(高さ約3.8メートル)のが宝篋印塔(ほうきょういんとう)で隣が力士・朝香山の墓、続いて法界地蔵蓮弁座像という具合で見る者を圧倒する。私は石仏の前に立つ度に「無事で良かった」と思うのだ。

奈良津の坂の分岐点手前

長い下りは本当にスピードが出る。しこたまかいた汗が四方に飛び散り次第に快感を覚えてくる。道路標識が見えたら右(北消防署方面)に曲がる。

奈良津の坂の分岐(右へ曲がると北消防署方面へ出る)

奈良津町3丁目の農協手前

奈良津の坂を下り切ると農協の前に出る。ここで道は三方に分かれる。ホームセンターの方へ行けば坪生往還にぶち当たり、西へ進むと地下道経由で焼き場に行くことも出来る。その途中に八十八箇所の第三十四番の石仏が祀られている。

千田・奈良津八十八ヶ所霊場の三十四番札所

奈良津町2丁目2の松の木と地神

念仏街道の上が国道313号

もちろん私は念仏街道(水路より右側の道、先に地神あり)を走る、角さんのあの有名なポーズをして。国道313号の下(両備鉄道の路線跡の石組みが残る)を通過すると福山城下は間近である。五反田地蔵堂と上井手川に架かる五反田橋が視界に入った。私は「多くの霊に囲まれて疲れたわ」と呟きペダルを力強くこいだ。

国道313号の下を通過

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