寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

豚肉とさやえんどうの炒め物

2011年05月11日 | 家飯
まず豚肉をニンニク油で炒めて塩、コショウで味付けし取り出す。フライパンに残った油でさやえんどうを炒めて同様に味付けする。

豚肉の旨みと脂を吸ったえんどうは甘みが増して青臭さが軽減する。肉の付け合せとしてたっぷり使うとバランスが取れて彩りも綺麗だ。

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筍の天ぷらは濃厚な味わい

2011年05月10日 | 家飯
筍の煮物の残りを冷蔵庫から取り出し汁気をペーパータオルでふき取る。通常よりやや粘度の高い衣をつけて油で揚げると違った趣となる。

煮物で食べるよりも味が濃く感じられ腹持ちもよい。付け合せのアスパラガスがまた旨い。1週間にわたり筍料理を堪能することができた。時間をかけて掘り出し持って来てくれた人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

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さやえんどうが引っ張りだこ

2011年05月10日 | 食材
実の小さい時期は茹でて、実がたっぷり入ると炊いて食べるえんどう。私は薄っぺらいのを油炒めにして食べるのが好きだ。

塩と胡椒で味付けしお湯を足して蒸し焼きにしてシャキシャキ感と甘みを味わう。この時期、炊き合わせやばら寿司にもさやえんどうは欠かせない。

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食品の保存に気を遣う時期になった

2011年05月09日 | 日記
5月に入って最高気温が25℃を超えるようになり作った料理を常温で放置できなくなった。皆さんは菌の増殖によって腐敗が起こることをご存知だと思うが、冷蔵庫ですらそのスピードを遅らせているに過ぎない。

午前中に拵えた汁気の多いおかずを晩に食べる際には再加熱するのが望ましい。低塩・低糖・低酸・低アルコールの物ほど傷みやすいからだ。また買ってきた精肉を使いきれないと思ったら早めに小分けして冷凍すること。こうすれば味も落ちないし健康被害を防ぐことができる。

食中毒予防には上記の他に手洗い、包丁・まな板の洗浄・殺菌・乾燥が効果的である。

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筍の姫皮は使えますよ!

2011年05月09日 | 食材
水煮の筍を買う人は姫皮と言ってもピンと来ないかもしれない。姫皮とは筍の穂先の周りについている薄い皮のことだ。外側の黒っぽい皮と一緒に廃棄されがちだが、食べられるのでぜひ使って欲しい。

繊維に沿って細切りにし梅肉ソース(塩抜きした梅干を裏ごしして梅酒、少量の薄口醤油と混合)と和える。蒸し暑い日にはオツな酒の肴となる。また筍ご飯や吸い物に入れても美味しいものだ。

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筍の木の芽和えをつまみ酒を飲む

2011年05月08日 | 家飯
薄い下味をつけた筍と霜降りした甲イカを食べやすい大きさに切る。食べる直前にこれらと木の芽味噌(西日本の白味噌がベース)を和えるだけの簡単料理。

ほど良いかたさの筍とねっとりと舌に絡むイカの対比が面白い。木の芽の辛みによってあまり甘さを感じないので左党がよろこぶ。木の芽合えをつまみにして日本酒を飲み「今度この料理を作る時には淡竹(ハチク)でだな」と考えていた。

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若竹煮にフキを添えて

2011年05月08日 | 家飯
下茹でした筍を出汁・日本酒で炊き少量の味醂で甘みをつけ仕上げにワカメとフキ(板ずりして湯がいて冷水に取り皮を剥く)を加える。筍の風味を活かすために鰹節の使用量は控え目にした。

まずは筍の先っぽの部分をかじる。かすかなえぐ味が山菜の成長の証、「人間は様々な命をいただいて生きている」と実感する。出汁を十分に吸ったワカメは官能的な旨さだ。フキのさわやかな苦味で舌をすっきりさせて再び筍に箸をのばす。

数ある筍料理の中で若竹煮は傑作の一つだと思う。

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薄味の筍ご飯を味わう

2011年05月07日 | 家飯
分量は米3合に対して昆布だし450cc、薄口醤油大さじ3、酒大さじ3、塩ひとつかみ、細かく刻んだ油揚げ(1枚)、そしてあく抜きした筍適量。美味しい筍であれば昆布だしを使わず水でもOK。

炊き上がりの筍の香りが食欲をそそる。薄味だからこそ筍の風味が活きる(油揚げはコク出し)。5月上旬までに筍ご飯が食べられて良かった。もう暦では夏に入ってしまった。

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阿比留瑠比 / 政権交代の悪夢(新潮新書417)

2011年05月07日 | 書籍
5月1日の産経新聞の新刊レビューを見た私は駅前の書店までわざわざ出かけた。首相会見の質疑応答で菅さんをムッとさせた阿比留瑠比さんが書いた本を買うために。

本書は9つのパーツから構成されており、各タイトルはなかなか刺激的だ。

第1章 大いなる不安
第2章 隠された本質
第3章 舞い上がり、甘え、驕り
第4章 宇宙人の非常識外交
第5章 小沢とカネ問題
第6章 ルーピーの退陣
第7章 究極の55年体制、完成す
第8章 軽蔑される首相
終章 焦土にて

本題に入る前に阿比留さんは「はじめに」と題して読者に問いかける。

 政権交代とはいったい何であり、どんな意味があるのか。
 民主党に、本当に政権を担う準備と資格はあるのか。
 政権交代によって日本はどう変わり、どこへと向かうのか。

的確で辛らつな指摘が随所に盛り込まれ一気に読ませる内容だ。悪い所は明確に批判しなければ気がすまない点は備後人の性格と似通っているようにも思う。「マンセー」ばかりが聞こえた平成21(2009)年の秋は今から思うとただの「裸祭り」であった。その後片付けが一向に進まないのが現状であろう。終章では冷めた目で与党をこう分析している。

 彼らの国家観なき政治の出発点には、国家の否定があるのだ。
 「国というものが何だかよく分からない」(鳩山)とすら言ってはばからない民主党政権によって日本が壊されていったのは、あるいは当然のことなのかもしれない。彼らの言動からは国家に対する歪んだルサンチマンが漂う。
 一方、東日本大震災をきっかけに浮かび上がったのは、国家という共同体の枠組みの重要性と、それがきちんと機能することがいかに大切かということだった。国民がそのことを再認識した意義は大きい。

読了後、小説「三四郎」のある場面が頭に浮かんだ。遊び人の佐々木与次郎を阿比留さん、そして小川三四郎を国民に置きかえてみれば面白かろう。

※ 夏目漱石の小説『三四郎』の中に、地方から上京して大学に入学した三四郎が毎日まじめに登校して週四十時間も講義を聴いていると聞いて、友人の与次郎が「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったら物足りるようになるか考えてみろ」と警句を吐くところがある。
※ 上村行世 / 戦前学生の食生活事情(三省堂選書172 平成4年)

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鯛のあら炊きをしゃぶり尽くす

2011年05月07日 | 食材
鯛の頭は利用価値が高い。質の高い物を入手したい人は馴染みの鮮魚店に予め頼んでおくのが一番だろう。下処理で重要なのは鱗と臭みの除去である。

鯛の鱗はかたく剥がれにくいので鱗取りを使う。そして霜降りして冷水に取り血の塊や残った鱗を丁寧に取り除く。鍋に酒、砂糖を入れて沸かし頭を投入。落し蓋をして煮汁を絡ませていく。途中生姜(あればゴボウも)を加え醤油を数回足して味を調える。

料理屋では上品に箸を使って食べるが、家では原始人の如く手掴みである。目玉と顎の周りのゼラチン質、しっとりした頬肉の美味しさには無言になる。あら炊きの他には焼き物や骨蒸しにも出来る。更に手間をかけた椀ちりがお勧め。鯛と並んで頭が旨い魚に鱸、アコウ(キジハタ)などがある。

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山菜の代表格・ワラビのあく抜き

2011年05月06日 | 食材
3月下旬から5月にかけては様々な山菜が食卓に並ぶ。その中でも最もよく食べるのがワラビ(蕨)だ。ワラビを調理する前には苦みやえぐ味の元である「あく」を抜かなければならない。

昔は灰を使ったようだが今では入手は困難である。そこでボールにワラビを入れて重曹(重炭酸ナトリウム)を振りかけてお湯を注ぎ翌朝まで放置する。冷めた状態で「あく」はほとんど抜けている。

ワラビのあく抜き(重曹を振りかけてお湯を注いだ状態)

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肉による食中毒は決して他人事ではない

2011年05月06日 | 日記
私は傷んだ牛肉(腐敗が進み黄色い膿のようなものが表面に出ていた)を捨てるのがもったいないと思い焼いて食べて死ぬ思いをしたことがある。

食後2時間ほどで胃がねじれるような激痛が走りうずくまった。それから上と下の穴からはダーダー状態、おまけに発熱である。半日近く寝たきりとなったが、幸運にも病院送りとならずに回復した。

当時はまだ食中毒菌に関する知識が私にはなかった。あの事件をきっかけにして食材の保存や手洗いの重要性について少しずつ学習していくことになった。

食中毒は1年中発生するという認識を持ち各人が気をつけるべきである。体調が悪いときにはどんな物を食べてもあたりやすい。生物を避けること(加熱調理)と鮮度の高いものを食すことがリスク回避につながることは頭に留めておきたい。

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待望の孟宗筍キター!

2011年05月06日 | 食材
連休中に知り合いが成長した孟宗筍を我が家に持って来てくれた。初物に家族は大喜びした。肉と同様筍も出所が重要である。土が良いから美味しい筍が生えるというのは常識だ。

普段から「不味い筍は調理する気がしない」と言って憚らない男は下茹でする前に根元の部分を包丁で薄くスライスして口に入れた。えぐ味が少なくて甘味が強いことを確認し口元が緩んだ。

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