tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

洋菓子工房 ボン・シック(三郷町)の新作!大和茶のかき氷

2022年08月26日 | グルメガイド
日曜日(2022.8.21)、朝から信貴山・玉蔵院へ講演を聞きに行った。講師のお1人は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員の藤井哲子さんだった。楽しい講演を聞いたあと、精進料理のランチをいただき、達磨寺(王寺町)で開催中のNAOKIさんの写真展を見に行った。
※写真は8/21(日)の撮影。私が写っている写真は、垣本さんのスマホで撮っていただいた



その帰り、同行した同会会員の垣本麻希さんから「新作のご当地かき氷を食べに行きませんか?」とお誘いを受けた。信貴山は涼しい風が吹いていたが、下界は蒸し暑い。「ぜひ、行きましょう」。垣本さんの車に、同乗させていただいた。



「洋菓子工房 ボン・シック」(三郷町勢野東 4-11-18)は、龍田古道(現在の県道194号椿井王寺線)の沿道にある。瀟洒でメルヘンチックな建物が目印だ。店名は奈良盆地のBonchiとフランス語のChic(上品な)をかけたのだろうか。この日は、オーナーパティシエの岩崎能久さんにも、お目にかかることができた。



私は新作の「大和茶」(税込み1100円)、垣本さんは「ミックスベリー」(同950円)を注文、出てきたのが写真のかき氷である。垣本さんリクエストの新作を、私が一足先にいただくことになってしまった、ごめんなさい!このときの様子が垣本さんのFacebookに詳しく紹介されているので、引用すると、



三郷町の人気洋菓子店「ボン・シック」さんのオーナーパティシエ岩崎さんより嬉しいご報告。店長さんにリクエストしていた龍田古道モチーフのご当地かき氷(大和茶のかき氷)を創作されたとお聴きして、週末、日曜日のメモリー。



信貴山玉蔵院様で開催された奈良まほろばソムリエの会関連の講演会に参加後、奈良のうまいもの大使としてもご活躍の大先輩、鉄田さんを「ボン・シック」さんへ案内させていただきました。龍田古道沿道に佇む「ボン・シック」さん。窓越しのカフェスペースでいにしえの歴史浪漫を感じながら、いただきました。


ミックスベリーのかき氷、トッピングは濃厚なクレームブリュレ! 湯飲みは、温かい白湯

龍田古道モチーフのご当地かき氷「大和茶のかき氷」は、新緑の龍田古道の難所、地滑りで知られる亀の瀬に吹く龍田の清らかな風をイメージされました。大和茶ソース&シロップを四層にかけ、国産あんこと丹波の黒豆、きなこがトッピング。風を表わした渦巻きは生クリーム。カスタードクリーム入りのパティシエのかき氷。鉄田さんに召し上がっていただきました。


亀の瀬の風景をイメージされたという大和茶のかき氷。大和茶の抹茶、丹波の黒豆、国産
小豆の餡、きな粉、龍田の風をイメージした生クリーム。まるで一幅の洋画のようだ

龍田古道の風を感じて…夕涼み。美味しく嬉しいカフェタイムのひと時となりました。ぜひ、三郷町にお越しの折は「ボン・シック」さんへ。洋菓子店ならではのパティシエのかき氷をお召し上がりくださいませ。シュークリームも大人気です。



洋菓子工房 BON・CHIC (ボン・シック)
最寄り駅: 勢野北口駅から363m TEL: 0745-31-4335
住所: 奈良県生駒郡三郷町勢野東4-11-18
営業時間: 10:00~19:00  定休日: 不定休


こちらはシュークリームもケーキも美味しいそうだから、また訪ねなければ。皆さんも、ぜひご利用ください!
※お店の公式Twitterは、こちら。食べログは、こちら
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信貴山 玉蔵院の精進料理は、こんなにすごい!

2022年08月25日 | グルメガイド
日曜日(2022.8.21)、信貴山朝護孫子寺の塔頭・玉蔵院(ぎょくぞういん)にお参りした。同院の「富貴閣」で行われるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で画家・音楽家の藤井哲子さんの講演「国宝絵巻の舞台~信貴山」と、東京藝術大学研究員・院生の講演「信貴山縁起絵巻 延喜加持の巻」を聞きに行ったのである。
※トップ写真は、玉蔵院の精進料理(昼食)税込み3,300円。予約がお薦めだ


玉蔵院貫主・野澤密孝師のご挨拶


藤井哲子さんの講演

この2本立ての講演会は4月15日(金)、8月21日(日)、10月11日(火)の3回開催される。初回の様子は当ブログでも紹介させていただいた。10月11日には、私も聖徳太子に関する1時間の講演をすることになっている。


こちらは4月15日にいただいた会席料理(税込み3,300円)

今回の藤井さんの講演は、野澤貫主の奥さん(私のもと同僚)の依頼を受け、私が藤井さんにお願いしたので、とても興味があった。藤井さんは信貴山周辺の写真や、縁起絵巻にちなんだ絵を使い、それらをアニメソフトで動かし、とても楽しい講演とされていた。


豆腐が刺身風になって現われた


涼しげなお料理が、赤膚焼の器に入っていた

講演のあとは食事会。当日出席していたソムリエの会会員の2人の女性と、テーブルを囲んだ。といってもコロナが治まらないなか、広いお部屋(富貴閣内)に3つのテーブルをコの字型に並べてくださった。


秋の訪れを予感させるような色使い


2色の生麩を重ね合わせて揚げている!

部屋に入ったとき、色とりどりのお料理と、広い窓から見渡せる景色に息を呑んだ。食べるのがためらわれるほど見事なお料理だった。部屋に差し込む光も、下界とは違う柔らかい日差しだ。





何から箸をつけて良いのか困るほど、美味しい食事の数々だ。「ヨシッ、今日はすべてのお皿を撮っておこう」と決め、撮りだした。料理の美味しさが伝わるだろうか。



いや~、これは素晴らしい。これまで何度も精進料理をいただいているが、こんなにカラフルで、こんなに美味しい精進料理は初めてである。



12年に一度、寅年の2月に朝護孫子寺本堂で行われる「毘沙門天結縁灌頂」、今年はコロナ禍のため10月に延期された。

朝護孫子寺のHPには〈10月15日〜17日、21日〜23日、27日〜30日 9時〜16時 毘沙門天結縁灌頂 場所:本堂 12年に一度の秘法結縁 毘沙門天信仰の最高の法儀であり、毘沙門天王とさらなるご縁を結ぶ真言密教最高の儀式です。印信証明をもらい記念のお守りや、バッジが授与されます〉。

これから信貴山は涼しくなるし、紅葉も見事だ。皆さん、寅年の今年はぜひ信貴山にお参りされ、美味しい精進料理をご賞味ください!
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西山厚さんの歴史イベント「聖徳太子とゆかりの寺々」(全4回)募集中!(2022 Topic)

2022年08月24日 | お知らせ

聖徳太子没後1400年の今年、こんなイベントが開催される。企画は王寺町観光協会だ。同町のFacebook「雪丸おさんぽタイム」によると、

【令和4年度歴史プレミアムサロン】
 大人気!西山厚先生が登場!

王寺町観光協会が毎年開催する歴史プレミアムサロン。今年度は、歴史リレー講座でも大人気の西山厚先生(帝塚山大学客員教授)による「聖徳太子とゆかりの寺々」と題して、新型コロナウイルス対策特別バージョンで屋外を中心に開催します。

講義あり、バスツアーありのプレミアムな学びのときをどうぞお楽しみに!なお、今年度は旅行商品となるため、すべての講座を 愛和トラベル(王寺町畠田4-374-1)にてお取り扱いとなります。


今回はコロナ禍を見据えて、屋外中心のイベントになる。集合場所は「王寺町地域交流センター・AVルーム」(西友が入居する「りーべる王寺東館」5階)または王寺駅北口だ。お申し込みはお電話「0745-32-1110」(愛和トラベル)で、毎日午前10 時~ 午後5 時まで受付中!

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森と水の源流館が20周年、かわかみ源流ツーリズムの新事務所もオープン!(2022 Topic)

2022年08月23日 | 環境問題
今年(2022年)は、森と水の源流館(奈良県吉野郡川上村宮の平)を運営する財団法人「吉野川紀の川源流物語」が2002年(平成14年)に設立されて20周年の記念すべき年、7月には「かわかみ源流ツーリズム」の新事務所(同村商工会館1階)もオープンした。
※トップ写真は、毎日新聞の記事サイト(8/17付)から拝借、中央は栗山村長

「広報かわかみ」(2022年8月号)の「村長コラム」に栗山忠昭村長は、こんな文章を寄せていた(一部抜粋)。タイトルは「さらに、前へ」だ。

また一歩、大きな課題に向かって踏み出しました。「源流を保全し、あらゆる地域資源を利活用して村と住民が力を合わせ、地域経済に繋げよう」とする、かわかみ源流ツーリズムの活動拠点施設が先月の18日「海の日」にオープンしました。この日は、奈良県が定めた「山の日、川の日」でもあり、この節目に同施設が開業出来たこと、感慨深いものがあります。ましてや今年は「森と水の源流館」がオープンして20周年。期待が膨らむのも当然のことであります。 

さらに、同施設にはもう一つ大事な使命があります。移住定住事業・川上ing作戦の相談窓口業務であります。「訪れた方々に、村の魅力を親切丁寧に伝えてもらいたい」ものです。この施設が、源流を愛する人たちの心を寄せ、村のすべてを情報発信する基地の役割を果たすとともに、川上宣言にある「子どもたちが、自然の生命の躍動にすなおに感動できる場をつくること、自然とのつきあいが、地球環境に対する人類の働きかけのすばらしい見本になるよう努めること」を強く願っています。


広報かわかみの「源流ツーリズムスタッフ紹介」には、旧知の尾上忠大さん、佐藤充(あつし)さん、伊藤愛さん、西久保智宏さんなどが文章を寄せているが、目を引いたのが堺市から移住された佐藤充さん(かわかみ源流ツーリズム事務局長)のこんなくだりである(一部抜粋)。

水道水が美味しくないのでペットボトルで水を買う。見かける動物や鳥は数種類。夜空は明るく、数えるほどしか星も見えない。そんな地域から東川(うのかわ=川上村)に移住して、8年の日々が過ぎました。美味しい水、清浄な空気、魚の棲む川。野生の動物を見かけたり、野鳥の(やかましい)声で目覚めたり、家族が食べるぐらいの季節の野菜を自分で育てたりする暮らし方こそが正しく、人が住むべき場所と感じています。

また広報かわかみには、同村大滝在住で奈良まほろばソムリエの会会員・前田景子さん(村内で唯一の「奈良まほろばソムリエ」有資格者)の「万緑を縫って一輌電車来る」という俳句が「特選」に選ばれていた、おめでとうございます!

村長コラムにあった「川上宣言」は、早稲田大学名誉教授の宮口侗廸(みやぐち・としみち)氏が約30年前に起草されたもので、そのことを同氏は「全国市町村会」のコラムに紹介されていた(一部抜粋)。タイトルは「森と水の源流館の20周年を祝して―奈良県川上村―」だ。

30年近く前、旧国土庁の上下流交流に関する会議で川上村を訪れた筆者は、心ある職員から、ダム建設を受け入れて工事が進行している今、水源地の環境を守る村づくりを進めるための決意表明をしたいという相談を受けた。その時筆者は、思いつくままに5か条の宣言文を書かせてもらったが、村がそれをそのまま川上宣言として平成8年に東京から世間にアピールしたことは驚きであり、もちろん嬉しくもあった。

その内容は、きれいな水を流し、自然と一体となった産業を育み、外部の人にも自然に触れあってもらう仕組みをつくり、子供たちが生命の躍動に感動できる場をつくり、地球環境への人類の働きかけの見本になるという5か条である。その後川上村は水源地の村づくりに本格的に着手し、吉野川の源流の天然林を村有林として水源地の森と名付け、平成14(2002)年に、専属スタッフを公募し、ビジターセンターにあたる森と水の源流館をオープンさせた。


新聞各紙も川上村の様々な活動を紹介している。驚いたのが〈環境保全、考えよう 川上で「トヨタソーシャルフェス」 河川ごみを調査〉という奈良新聞の記事(8/21付)で、調査結果が森と水の源流館のHP(PDF)に出ていた。それが末尾の画像である。なんと、生ゴミが特大サイズ(おそらく90リットル)ゴミ袋8袋、ペットボトル20個、空き缶1袋+50個、バーベキュー網29枚、空き瓶約20本、カップ50個…。中にはマット1枚、タープ(小型テント)1つ!などというものもある。

奈良新聞には森と水の源流館の職員が〈ごみが捨てられることで生物や土壌に悪影響があることを説明し「自分ごととして考えてもらいたい」と呼び掛けた〉とあったが、こんなことをする大人を子どもたちも見ていたとすれば、教育上の悪影響は計り知れない。

コロナ前、私は3ヵ月に1回、ホテル杉の湯で村民などを対象に、講演会を開いていた(計22回開催)。足止めを食ってもう2年半になるが、久々にふらりと村を訪ねたいものだ。






奈良新聞(2022.8.21付)


奈良新聞(2022.8.22付)


毎日新聞(2022.8.17付)
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奈良検定2級受験講座がスタート!/王寺町&奈良まほろばソムリエの会 初の連携事業(2022 Topic)

2022年08月22日 | お知らせ
2022年7月4日(月)、王寺町とNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、連携協定を締結した。同会にとって自治体と連携するのは、これが初のケースである。このたび連携事業の第一弾として、本年10月2日(日)から、王寺町で毎月2回(全8回)「奈良検定受験講座」を開講することとなった。申し込み受付は今日から始まっている。広報おうじ(王伸)8/19号(PDF)には、

めざせ奈良の魅力伝道師 奈良検定受験講座
(問)NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」福井(☎090-6985-8482)

奈良検定2級を取得し、奈良の魅力の伝道師をめざしませんか。
※奈良検定(奈良まほろばソムリエ検定)とは
奈良の歴史、文化等に関する知識を認定するご当地検定

▶日時・講座内容※時間は➊のみ9:45~12:00。➋~❽は、いずれも 10:00 ~12:00。
➊10月2日㈰/講座概要説明、気候・地理・動植物・歴史
➋10月23日㈰/遺跡・古墳・史跡
➌11月13日㈰/寺社(北部)
➍11月27日㈰/寺社(南部)
➎12月4日㈰/建築・彫刻・絵画
❻12月18日㈰/文学・伝統工芸・特産品
❼1月8日㈰/祭り・伝統行事、観光・文化
❽1月22日㈰/特集問題

▶場所:地域交流センターAVルーム(りーべる王寺東館5階)
▶対象:全8回の講座に、おおむね出席できる人
▶定員:39人(先着順)
▶費用:5,000円※全8回分テキスト・問題集の代金を含む
 (初回受付時に全額を集金/講座開始後の返金不可)
※奈良検定の受験料は含みません。
▶申込み:8月22日㈪9:00以降、奈良まほろばソムリエの会ホームページから申込み。
※令和5年3月実施予定の奈良検定へは別途申込みが必要です。


開催場所の「地域交流センターAVルーム」は、王寺駅のまん前で、西友が入居する「りーべる王寺東館」の5階である。全8回でテキスト・問題集を含め、受講料はわずか5,000円。講師は同会「公民館講座サークル」リーダーの福井洋さんを始めとする同サークルのベテラン講師陣だ。

こんなに充実した2級対策講座は、他には類を見ない。なお1級とソムリエの対策講座は、こちらである(同サークルが奈良市内で開講)。「永らく奈良県内に住んでいるが、あまり奈良県のことは知らない」という皆さん、この機会に奈良検定にチャレンジしませんか?

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