tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

信貴山 玉蔵院の精進料理は、こんなにすごい!

2022年08月25日 | グルメガイド
日曜日(2022.8.21)、信貴山朝護孫子寺の塔頭・玉蔵院(ぎょくぞういん)にお参りした。同院の「富貴閣」で行われるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で画家・音楽家の藤井哲子さんの講演「国宝絵巻の舞台~信貴山」と、東京藝術大学研究員・院生の講演「信貴山縁起絵巻 延喜加持の巻」を聞きに行ったのである。
※トップ写真は、玉蔵院の精進料理(昼食)税込み3,300円。予約がお薦めだ


玉蔵院貫主・野澤密孝師のご挨拶


藤井哲子さんの講演

この2本立ての講演会は4月15日(金)、8月21日(日)、10月11日(火)の3回開催される。初回の様子は当ブログでも紹介させていただいた。10月11日には、私も聖徳太子に関する1時間の講演をすることになっている。


こちらは4月15日にいただいた会席料理(税込み3,300円)

今回の藤井さんの講演は、野澤貫主の奥さん(私のもと同僚)の依頼を受け、私が藤井さんにお願いしたので、とても興味があった。藤井さんは信貴山周辺の写真や、縁起絵巻にちなんだ絵を使い、それらをアニメソフトで動かし、とても楽しい講演とされていた。


豆腐が刺身風になって現われた


涼しげなお料理が、赤膚焼の器に入っていた

講演のあとは食事会。当日出席していたソムリエの会会員の2人の女性と、テーブルを囲んだ。といってもコロナが治まらないなか、広いお部屋(富貴閣内)に3つのテーブルをコの字型に並べてくださった。


秋の訪れを予感させるような色使い


2色の生麩を重ね合わせて揚げている!

部屋に入ったとき、色とりどりのお料理と、広い窓から見渡せる景色に息を呑んだ。食べるのがためらわれるほど見事なお料理だった。部屋に差し込む光も、下界とは違う柔らかい日差しだ。





何から箸をつけて良いのか困るほど、美味しい食事の数々だ。「ヨシッ、今日はすべてのお皿を撮っておこう」と決め、撮りだした。料理の美味しさが伝わるだろうか。



いや~、これは素晴らしい。これまで何度も精進料理をいただいているが、こんなにカラフルで、こんなに美味しい精進料理は初めてである。



12年に一度、寅年の2月に朝護孫子寺本堂で行われる「毘沙門天結縁灌頂」、今年はコロナ禍のため10月に延期された。

朝護孫子寺のHPには〈10月15日〜17日、21日〜23日、27日〜30日 9時〜16時 毘沙門天結縁灌頂 場所:本堂 12年に一度の秘法結縁 毘沙門天信仰の最高の法儀であり、毘沙門天王とさらなるご縁を結ぶ真言密教最高の儀式です。印信証明をもらい記念のお守りや、バッジが授与されます〉。

これから信貴山は涼しくなるし、紅葉も見事だ。皆さん、寅年の今年はぜひ信貴山にお参りされ、美味しい精進料理をご賞味ください!
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