tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」の竹中雅幸さん(川上村)

2022年08月13日 | 観光にまつわるエトセトラ
先週(2022.8.6)の毎日新聞奈良版の「やまと人模様」に、〈奥大和、独自のツアーで案内 山遊び塾ヨイヨイかわかみ 竹中雅幸さん(32)=川上村〉という大きな記事が出ていた。竹中さんは「日本山岳ガイド協会認定登山ガイド」の資格を持つ。
※トップ写真は、毎日新聞の記事サイトから拝借

川上村の地域おこし協力隊に入り、村長の「1年は村で遊べ」という言葉を契機に村内各地を巡り、隠れた「遊び場」を発掘。8年前に「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」を設立し、村内でエコツアーを展開している。以下に、記事全文を紹介しておく。

県外の人にとって「鹿と大仏」のイメージが強い奈良。でも本当の魅力は、山や川、それに森が織りなす豊かな自然にこそあるのでは。そんな思いから、移り住んだ川上村で同じ移住者たちとエコツアーに取り組む「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」を8年前に設立した。

生まれは京都市。「将来は公務員に」、そんなぼんやりとした未来地図を描いて大学に進学。たまたま勧誘を受け、本格的な登山経験もないまま、軽い気持ちで山岳部に加わった。

険しい道なき道を一歩ずつ踏みしめ、たどりついた頂から見える景色の良さ。そして胸に湧き上がる言い表せない感情。「その瞬間」の魅力にとりつかれ、山登りにのめり込むようになった。

日本海から日本アルプスを経て太平洋へ至る46日間単独縦走や、6000メートル級の海外登山などを経験。在学中から登山ツアー専門旅行社でアルバイトし、卒業後に就職した。大阪を拠点にツアーガイドを務めたが、「会社員には向いてない」と1年ほどで退職。川上村の地域おこし協力隊の募集を知り、意を決して応募し無事合格した。村に関する知識はほぼないまま都会暮らしを捨てIターンした。

「1年は村で遊べ」。栗山忠昭村長のそんな言葉に導かれるように、村内各所に足を運び、住民から話を聞いた。洞窟など隠れた遊び場の「発掘」に努めた。沖縄・西表島でエコツアーを開催していた経験のある猪腰直樹さんと知り合い、移住者同士意気投合して「ヨイヨイかわかみ」を設立。協力隊員の安田芳裕さんも加わり3人で運営するようになった。

ケイビング(洞窟探検)や夜の森探検、カヤック、氷ばくを訪ねるスノートレッキングなど主に家族向けのツアーを開いている。「参加者からは『ファミリー向けと聞いて参加したら、意外に本格的なアクティビティーを体験できてすごく楽しかった』と言われることが多く、独自色を今後も出していきたい」と話す。

自然は遊び場の宝庫。それぞれの得意分野を生かしたガイドツアーを提供しながら、奥大和の魅力を発信していくつもりだ。【高田房二郎】

◆人物略歴
竹中雅幸(たけなか・まさゆき)さん
1990年生まれ。京都市出身。京都府立大を卒業後、会社勤務を経て2014年、川上村の地域おこし協力隊員に。「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」を設立し、エコツアーを展開。日本山岳ガイド協会認定登山ガイドの資格を持つ。


8月1日(月)から、川上村のホテル杉の湯では、昼食として「源流御膳」を提供しているそうだ。山の幸・川の幸をたっぷり盛り込んだランチで、3日前までに要予約だそうだ。こちらもぜひお薦めしたい。



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