めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

不調は自分が作るもの

2006-11-01 | 健康・養生
はっきりと病気になっちゃった人、まだ病気ではないけど何となく不調だとか、不健康だとか感じている人、沢山いると思う。

特に病気の一歩手前の状態の人は、危機感が少ない。

毎日気持ちよく健やかに暮らしたいと望む気持ちはあるようだけど、今の生活習慣を変えてまで、、と考える人が多い。

今の体の状態は、長い時間かけて自分で作り出しもの。自分の生活状態がそのまま体に表現されているだけなのだ。

なので、生活習慣を変えなければなかなか体も変わらない。だけど、これは変えれないと言う人がとても多い。

漢方薬でも体のバランスを整えて快適になるよう手助けは出来るけど、結構本人の生活習慣が重要だったりする。それは、本人の性格も含めた事。

病は気からと言うけど、感情は気の働きに大きく影響する。

例えば、怒ると気が上に上がり、血も気と一緒にくっついてるので一緒に上がり、顔が血の色に真っ赤っかになる。日本でも“頭に血が上る”なんて表現される。

怒りは五臓のなかの肝の管轄で、肝は何かと脾に八つ当たりをするのだ。脾は消化活動に大きく関わっているので、西洋医学でいう胃腸、特に胃に大きく関係する。

だから、食事中や前後に怒るのはとても良くない事なのだ。食事は気分よくしなければ、消化がスムーズに行われない。

性格も、体調も自分が作り出すもの。この性格だから病気が治りにくいんだろうな~って人が見ていても結構いるのだ。

そんなときは少し不可抗力を感じるけど、それでも薬を飲んでバランスを整える手助けをすると、意外と性格も生活習慣も自然に変わって行ったりする。

驚きと共に、やっぱりつながっているんだな~って実感する瞬間だ。

今の生活の状態は自分では望まないけど仕方が無いと、他人のせいにする人もいるけど、他人の影響を受けているにせよ、最終的にそれを受け入れているのは自分の選択なのだから、、、、

心も体も健やかに暮らせるように、いっぱいいっぱいいろんな人に漢方薬を勧めてあげたい


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