めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

マッサージにかける時間

2006-11-22 | 健康・養生
~先日出張マッサージに行ったときの話し~

お母さんと娘さんの2人にお願いされ、娘さんからマッサージを始めた。

もうすぐ6ヶ月になる男の子がいて、まだ授乳中との事。

乳房が張って、肩が凝って、疲れやらコリもあるし、風邪気味との事。肩のコリがひどいので、肩を重点的にやって欲しいと言われた。

肩のコリもひどかったけど、肝経の流れが悪く滞っていたので、まずは滞りのひどい部位から遠い場所から始めようと思い、頭と足を重点的にマッサージした。

すると、始めは触るだけで“痛い”と叫んでいたのが、だんだん気持ちよくなってきた様子。

おまけに、足をやっただけで胸の張りが楽になった事にとても驚かれた。

“母乳マッサージも受けた事あるけど、直接触るのって痛くてイヤだったの!”

流れが悪くてパンパンに張っているようなところを触ると痛いのは当たり前。

チョロチョロと小さな穴からゆっくり流すような感じで流してやる必要があるのだ。

ゆっくりゆっくり行うので、“ちんたらと効率が悪い”と思う人もいるかもしれないけど、すばやくさっさとやる事が良いとは限らない。

今まで詰まっていたものが、急に勢い良く流れるようになると必ず負担がかかる。

ゆっくりゆっくり少しずつ流してやる方が体への負担も少ない。変化はゆっくり進む方が負担は少ないのだ。

マッサージが終わった時、娘さんはとてもリラックスされていて、顔もずいぶん小さくなった!!

“マッサージではなくてエステでも受けたかのような気分♪”

速くやれば良いわけでもなく、かといってゆっくりでも長くやれば良いと言うわけでもない。

状況にもよるけど、それを見極めて力を加減しつつやるのも最近はずいぶんと感じがつかめてきた


これが経験なのかな~  私も成長したもんだ

でも、まだまだ進歩は必要なのでがんばるぞ!

コメント
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