めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

噛む事の大切さ

2006-11-13 | 健康・養生
咀嚼はとても大切な行動だ。

咀嚼によって刺激が伝わり、唾液が分泌され、消化管は飲食物を受け入れ、消化をする準備を始める。

そう言えば、小学校の給食の時に先生から“牛乳も噛んで飲みなさい”と言われたなあ。

養生法でも、咀嚼行為をひたすら続ける方法がある。朝起きて、姿勢正しく椅子に座り、咀嚼行為を100回繰り返す。そして、出てきた唾液を飲み込むのだ。

私は噛み合わせが悪いせいか、この咀嚼による養生法はなんだか気持ちが落ち着かなくて、やらないのだけど、出来る人は朝起きてやると、朝ご飯がおいしく食べれるかもね~

噛む行為は、精神を落ち着けたり、ストレスを発散させる効果があるのかもしれない。

だから、ストレスを感じるとモノを食べたり、スポーツ選手が試合中ガムを噛んでいたり、、

食事のときも、よく噛むようにすると、落ちついてしっかり味わって食べる事が出来る。良く噛まずに食べると、口に入れた瞬間の味だけで、後はすぐ通り過ぎていってしまう。

お腹を満たす事より味わう事を重視する私は、よく噛み味わう事を覚えてからは、一人の食事時間がとても豊かになった。

実は結構見落としがちな事なんだけど、本人が気付かないうちに“ながら食い”をしてしまっている場合がある。

ながら食いは、噛む事や、味わう事だけでなく、目で見て楽しむ事をも邪魔するので、食事の楽しみが-半減するし、体にも良くないと思う。

結構多いと思うのが、食事に集中しているつもりでも“ながら食い”をしてしまっている人。

次から次から食べ物を口に運び、口の中が空になる事が無い人。これは、口に入れたらすぐに、“次は何を食べようかな~”と考えながら常に別の食べ物を見て選んでいる事になる。

だから,口の中の物は全然かまってない事になるのだ。

試しに口に物を運び、口の中が空になるまで手を休めてみると、驚く程味がよくわかり満足度が

する。

ただ、恐ろしく時間がかかるので、いつもこうやって食べるわけにはいかないけど。

でも、1日に1度はこうやって食べるようにしている。

なんだかコースの料理を楽しんだかの様な満足感で、食後のお茶もすごく美味しい。

優雅な気分になれて、体にも負担が少なくて、健康にも良くていい事尽くめ♪

やっぱりゆったりリラックスするのは夜の方が良い眠りにもつながるので、夕食時がいいかな~

朝からゆったりしすぎると、お仕事したくなくなっちゃうからな~

こんな事行ってるようじゃ、“にわかセレブ”って事かしらね。気持ちの切り替えを上手くしないと、、、ん?でもセレブは働かなくてもいいのか??

さ、さ、今朝はちょこっとゆったりモードで始めよう~
コメント
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