澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

WBCの選手名表記

2009年03月07日 02時14分44秒 | Weblog
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のアジア予選台湾×韓国をJ-SPORTSチャンネルで見た。
台湾を「チャイニーズ・タイペイ」と表記するのは、オリンピック方式なので仕方ないとしても、両国の選手名の表記には大きな疑問がわいた。

日本と台湾(あるいは中国)との間では、個人名表記は「相互主義」とも言える立場がとられている。すなわち、双方とも漢字表記なので、漢字はそのまま表示して、読み方は双方の発音をすることになっている。しかし、今回のWBCでは、台湾・中国人の人名もカタカナ表記しているのだ。たとえば、「張」は「チャン」、「李」は「リー」などと表記される。「カオ・コーチン」などと書かれても、それが「郭岱」なのかどうか、即座に分からないのだ。上述の日中(台)間での取り決めを反故にして、しかも表意文字である漢字の利点を棄ててまで、こんな表記をする理由が全く分からない。

日韓間では、韓国が漢字表記を嫌っていることもあり、原音を表記することになっている。「金正日」は、日本では「キムジョンイル」と表記し、韓国語ではハングルでキムジョンイルと書くことになっている。だが、これも表意文字である漢字の美点を無視したやり方で、できれば「金正日」と漢字で表記し、キムジョンイルとふりがなを振るのが望ましい。(余計なことだが、キムジョンイル氏の第4夫人「キム・オック」は、漢字表記すると「金玉」。これは日本語読みするとやはりマズイ…。)

台湾×韓国戦の個人名表記は、台湾人は漢字で表記し、これを読む日本人は日本語の読み方でOKとする。韓国人については、カタカナ表記で可とする。これが正しいやり方ではないか、と思った。