先ほど、韓国のニュース番組でWBCの韓国監督が、信じられない発言をしていた。金監督は「ベンチではイチロー敬遠を指示していた」というのだが、日本だったらこんな言い訳をするだろうか。金監督はWBCチームの最高責任者だ。その人が選手に責任を押しつけるかのようなこの発言。韓国と日本の文化の違いを見せつけられた感じがする。
「サムライ・ジャパン」などという言い方は好きではないが、少なくとも「サムライ」として原監督は、金監督のような言い訳はしないしだろうし、日本国民もそれを受け入れないだろう。
韓国社会では、監督責任者が事業の失敗を部下に押しつけることが普通に行われているのではないか…と思わせる発言だった。もしかすると、日韓をめぐる歴史認識の問題についても、同じような論法で日本を責め立てているのではないかと疑った。
野球にとどまらず、こんな人たちの発言をいちいち真に受けて”謝罪”を繰り返すのは、「サムライ」のなすべきことではあるまい。
韓国に比べれば、確かに日本人の考え方は「サムライ」なのだろう。思わぬところで、「比較文化論」の実例をみた。
【WBC連覇】韓国ベンチはイチロー敬遠を指示 金監督が中央日報に語る
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WBCの日本優勝を受けて中央日報(電子・日本語版)は「イチローを歩かせなかったのが敗因」とする韓国チームの金寅植(キム・インシク)監督のインタビューを掲載した。
同電子版によると、金監督は同点で迎えた延長十回表二死二、三塁の場面で、イチロー選手と勝負したことについて、林昌勇(イム・チャンヨン)投手と姜●(=王へんに民)鎬(カン・ミンホ)捕手のバッテリーについて「 ベンチからサインが出て、それを捕手が理解した。 そして捕手が投手にサインを送ったが、安打を浴びた」と説明。ベンチはイチローとの勝負を避けるよう指示していたことを明らかにした。
金監督はさらに、「悔やまれるのは、はっきりと敬遠のサインを送っておくべきだったということだ。捕手が変わり、若い捕手が作戦のサインを投手と十分に疎通できなかった可能性もある。(中略)それが悔やまれる」とベンチとの意思疎通がうまくいかなかったことが敗因と分析した。