澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

アジア共同体というウソ話~西部邁ゼミナール

2009年07月18日 11時10分04秒 | マスメディア
東京MXテレビ(UHF)で毎週放送されている「西部邁ゼミナール~戦後タブーをけっとばせ」を見る。西部邁氏が毎回ゲストを招き、座談形式でおこなうトーク番組だ。今日のテーマは「アジア共同体というウソ話」。ゲストは、原洋之介・政策研究大学院大学教授だった。



ヨーロッパ共同体(EU)に比肩しうるような「アジア共同体」の実現は可能なのか? 原教授によれば、その可能性はほとんどない。民族、歴史、言語、宗教がばらばらなアジアは、ヨーロッパのようにはなれない。
これは、素人でも思いつくおおざっぱな話なのだが、であれば「アジア共同体」を語る人々の胡散臭さについても警戒心を持つべきだろう。

フィリピンを除く東南アジア諸国は、「大東亜戦争」が契機となって、西欧列強の植民地支配から解放された。有色人種が白人の支配から解放されたのだ。したがって、日本に対する感情は決して悪くない。反日国家は、中国、南北朝鮮だけなのであって、日本人がこれほどまでに「懺悔」「贖罪」を続けねばならない理由はないはずだ…。

どこかで聞いたような話、あるいはほとんど言い放しの放談であっても、なるほどと聞き通してしまうのは、西部氏の話術・学識ゆえか。
この番組は「桜チャンネル」を連想させる内容だが、決定的に違うのはホストの程度の差か。西部氏と水島さんでは、頭の程度が違いすぎる気がする。