先の衆議院選挙で、「刺客」「小泉チルドレン」などの造語をつくり出したマスメディアだが、相変わらずの野次馬見物的な報道姿勢にただ呆れるばかりだ。
NHKの偏向報道(NHKスペシャル「アジアの”一等国”」の放送)が問題となる中で知ったことだが、NHK内部では、昼間のTV番組の視聴者を「50歳代の高卒女性」と想定して、番組制作しているそうだ。最初から、視聴者はこんな程度だと見切って番組制作しているのだから、まともな番組が作れるはずはない。
おそらく民放各社でも同じようなことをしているのだろう。テレビ朝日が「小沢チルドレン」と名付けたのも、今後、上っ面だけの”おいしい映像”を撮る布石に違いない。
かつてマスメディアのタブーは、①皇室、②創価学会(公明党)、③朝鮮総連だと言われた。今日、③については、タブーが解かれたようだが、①と②については、依然として「触らぬ神に祟りなし」という雰囲気があるのではないか。
②に関しては、公明党・太田代表が、あの池田大作の娘婿だということをどれほど報道しているのだろうか。宗教と政治が結びつく危険性を、どれだけ報道したというのだろうか?
NHKの問題を考えると、中国を批判することがマスメディアの新たなタブーとなりつつあることを示している。中国に媚び、台湾人の反日感情を醸成するために、あの番組が作られたと私は思っている。
「小沢チルドレン」がどうしたなどと報道していないで、もっと本質的なことを採り上げるべきではないか。