エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チューリップ展

2007-03-12 | 日々の生活
          《春先の大雪》
昨日の雪は夜から吹雪となり、一夜明け約60cmの積雪、この冬1番の降りだ。
雪割草は直に咲き出しそうだったし、つぼみが見え始めたクロッカスもまた厚い雪に覆われてしまいかわいそうだ。朝も、散歩も躊躇するほど吹雪いている。

昨日、強い寒気が流れ込みチラチラ降り始めた雪の高速道を新潟県立植物園へ向かった。チューリップ展に一足早い春を感じたかった。
 新津にある植物園へは、隣の新津フラワーランドで季節の草花を買い求めによく行く。植物園は、池の周囲が無料で散策できるので季節の草花を撮るにはいい。美術館も隣接している。
 植物園の熱帯植物ドームは、高さ30m直径42mで国内最大級という。洞窟や、滝などが配置され、約550種の熱帯植物を見ることができるさながら熱帯の密林だ。バナナ、パパイヤ、コーヒー、マンゴーなどの実物を見ることができた。

「早春を彩るにいがたの花 ~チューリップ展~」には、なんと200品種ものチューリップが展示されていた。新潟県は生産量が日本一、新品種が続々開発されている。
 また、ちょうど「外山康雄野の花の水彩画展」が開催され、繊細なきれいな「折々の花たち」の絵を鑑賞できた。花と緑の情報センターの二階で「野の花の水彩画教室」が行われ、少し覗かせて頂いた。参加者は雪割草やヤブコウジなど、思い思いの花を外山康雄氏の指導で描いていた。眺めながら、今度真似をしてじっくり書いてみたいと思った。





帰りには、いつものように咲花温泉に浸かった。旅館の風呂を楽しんでいるが、今日はぬるめの、無臭の温泉だった。露天風呂で、アラレに打たれながら癒しのひとときを過ごした。明かりがつく頃若松へ降り立つと本格的な雪降りとなった。