エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

原発制御棒抜け事故 安全性に鈍感

2007-03-24 | 環境問題
 今回の北陸電力や東京電力の原発制御棒抜け事故に強い憤りを覚える。
 これまでも東京電力の福島原発のトラブル隠しは際限がなく、企業体質への不信は原発の危険性への憂いをますます大きくしている。問題を起こすたびに頭を下げるだけでは済まされない。核分裂反応は待ってはくれない。危険性、安全性への鈍感な意識に、あらためて原発への依存に疑問を抱かざるを得ない。
いま世界のエネルギーの90%が化石燃料に依存し、排出する二酸化炭素による地球温暖化が急速に進んでいる。核燃料のエネルギーはいい面もあるが、廃棄物の処理も含め、安全性の確保は絶対である。
地球的な視野で見ると、今後は無限に供給可能な風力、太陽光、バイオマス等の太陽からの入射エネルギーを求める理想を追求すべきと思う。
 それにしても、膨らみすぎたエネルギー大量消費社会は逆戻りできないのだろうか。ライフスタイルを見直し、少しでもできることをするしかないのだろうか。