エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

カネノナルキ

2008-12-13 | 自然観察


 
早々と縁側に取り込んだカネノナルキのつぼみがほころび始めた。
昔、芽の小さいうちに5円玉を茎に通したりした。「金のなる木」はそこから来ているのだろうか。図鑑では別名をカゲツ(花月)、学名はCrassula ovataといい、南アフリカ原産のベンケイソウ科の多肉植物だ。落ちた葉から根を出し、成長も早い。

 しばらく花を付けなかったが、陽当たりだろうと思い、昨年は1日中陽のあたる娘の家の庭にずっと置いてもらった。お陰で立派なつぼみが沢山付いて、薄ピンクの花が咲き始めた。
花は丁度センブリのような形で、5弁の花びらは徐々に反り返るように開き、雄しべの葯だろうか、紫色をしてきれいだ。ジャスミンのようなつぼみが少しずつ開き、しばらくの間、楽しませてくれそうだ。