町内の歳の神があった。夕飯前に炎を見に出かけた。回覧で廻った点火時間は6時半、すでに炎を囲む人の群が見えた。
畦の雪道を進んで、踏まれてくちゃくちゃの田にはいる。しばらくぶりにお会いする方々と新年のあいさつを交わした。燃えさかる火に手をかざしながら、御神酒をいただき、新しい年の幸せを祈った。町内は結構の大所帯だが、ざっと3、40人か、炎を取り囲んだ。時折吹く風にけむりがなびいた。
役員の方々の準備、後かたづけは大変だ。もうかなり前になる、組長で準備したころをを思い出した。短大裏の野原から萱を刈って運び、支柱にする竹を八幡様からいただいてきた。萱を積み上げ、濡れないようにブルーシートを撒いて年を越した。
甘酒やココアも準備されていた。住宅近くの田なので、心配ないように消防車の出動も要請したのだろう。当番、役員さんのいろいろなご苦労に感謝して、雪のたんぼ道を家路についた。
歳の神 穏やかな年 願いつつ