しんしんと降る雪の中、孫の通園、ママとばばが付き添いで送迎のバスまで送る。じじはラックと朝の散歩、いつもの登園風景だ。
今朝は風もなく、静かな落ち着いた雪降りで、気温は零下。明日一杯は降雪確率が高いようだ。暦の「大寒」はいつだろうか、これからが本格的な一番寒さ厳しい時期だ。
この時期、いつも思い出すのは、生徒研究のまとめで夜遅くまで生徒に付き合っての帰り、暗い雪道を車を走らせる光景だ。かつて繰り返した真冬の思い出がだふと浮かんできた。
今も続いているのだろうか、生徒それぞれが設定したテーマを数名のチーム編成で研究する「卒業研究」だった。そうした総合的な実習授業は受け身の授業でなく、生徒が主体的に創造的に課題の解決に取り組む、本当の生きた授業だった。その素晴らしい研究成果は地区や県で発表された。生徒が受けた表彰は、総合的な問題解決の力であった。
一人家に残り、静かに降り続く雪を眺めていると、つかの間に過ぎ去りし日々が走馬燈のように駈け巡った。あのときの生徒たちは何処に行ったのだろうか。